豪脚ウインバリアシオンV、いざ戦国ダービー獲り!=青葉賞
アンカツも「似てる」、父ハーツクライ超えで頂点目指せ
安藤勝己騎乗のウインバリアシオンが豪快差しで青葉賞V、いざダービーへ名乗り
安藤勝己騎乗のウインバリアシオンが豪快差しで青葉賞V、いざダービーへ名乗り【スポーツナビ】

 競馬の祭典・GI日本ダービー(5月29日、東京2400メートル芝)への優先出走権をかけたトライアルレース、第18回GII青葉賞が29日、本番と同じ東京競馬場2400メートル芝を舞台に争われ、安藤勝己騎乗の6番人気ウインバリアシオン(牡3=松永昌厩舎、父ハーツクライ)が優勝。後方待機から直線大外を豪快に伸びて差し切り、いざダービーへと名乗りを挙げた。良馬場の勝ちタイムは2分28秒8。

 同馬はこれでJRA通算6戦3勝、重賞は初勝利。また、ハーツクライ産駒にとってもうれしい重賞初Vとなった。


 一方、蛯名正義騎乗の4番人気ショウナンパルフェ(牡3=二ノ宮厩舎)が早め先頭から半馬身差の2着に粘りこみ、この上位2頭がダービーの優先出走権を獲得。なお、1番人気の支持を集めたディープインパクト産駒でブエナビスタの半弟、トーセンレーヴ(牡3=池江厩舎)は直線インから脚を伸ばしたものの3着と一歩届かず、ダービー切符を逃した。

豪快差しにアンカツも笑顔「2着と思ったけど、もうひと伸び」

期待の素質馬が競馬の祭典に間に合った
期待の素質馬が競馬の祭典に間に合った【スポーツナビ】

 3歳クラシック戦線は皐月賞を快勝したオルフェーヴルが一歩リードした形になったとはいえ、まだまだ混戦。そんな戦国絵巻をさらに激しくかき回しそうなダービー候補がまた1頭、本番と同じここ府中2400メートルから誕生した。

 「かなり長い脚を使っていますよね。ビュンという感じではないんですが、長い脚を使ってから、ゴール前でもう1つ脚を使っている。2着かなと思ったけど、そこからもう1つ伸びましたね」

 上がり3ハロンはメンバー最速の33秒6。直線外から豪快に差し切ったウインバリアシオンの末脚に、安藤勝己も笑顔で好感触を語った。


 デビューから楽々の連勝を飾り、管理する松永昌博調教師が「最初から期待の大きかった馬だった」と語ったように、陣営はクラシックを狙える馬と見ていた。ところが、春の二冠戦線が本格化してきたここ2走は、GIIIきさらぎ賞が1番人気で4着、GII弥生賞はさらに着順を落とす7着と、思わぬ敗戦の連続。クラシック出走すらもピンチとなったが、まるでダービーに合わせてきたかのような今回の鮮やかな変身ぶり。トレーナーは「特に変わったところはないんだけど」と話したが、アンカツが「距離があった方がいいですね」と振り返ったように、ゆったりと走れる東京2400メートルの舞台がウインバリアシオンにぴったりだったのだろう。

父譲りの成長力、皐月賞上位組にも負けていない!

 また、父は国内で唯一ディープインパクトを負かした遅咲きの大輪ハーツクライ。かつてハーツクライにも騎乗経験があるアンカツが「お父さんと同じで、まだちょっとゆるいところが似ていますね。その意味でもまだまだ成長する余地がある」と、さらなるレベルアップに太鼓判。本番までの残り1カ月で、皐月賞上位組に肩を並べるところまで急上昇する可能性も十分に秘めている。


 父ハーツクライもダービーへのステップレースで重賞初勝利し(京都新聞杯)、ダービーでもキングカメハメハの2着と好走。その産駒の重賞一番星となったウインバリアシオンも父に続き、そして追い越す偉業を51歳の大ベテラン・アンカツとともに5.29府中で達成してみせるか。

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