SMBC大学スポーツ応援プログラムに大阪体育大学アダプテッド・スポーツ部など22団体採択
大体大アダプテッド・スポーツ部は2010年に創設され、男女約30人が所属。基本的に週2回、車いすハンドボール、ボッチャなどに取り組み、日本車椅子ハンドボール競技大会で2022年に優勝、2024年は準優勝を果たした。東京パラリンピックでボッチャ日本代表コーチを務めた教育学部・曽根裕二准教授が監督を務め、同部の内田峻介さん(教育学部4年、山口南総合支援)はパリパラリンピックに出場してボッチャ日本代表主将を務め、2022年世界選手権では日本選手初優勝を果たした。
同部の活動の柱は社会貢献活動だ。特別支援学校の生徒・卒業生と学生が一緒にスポーツを楽しむ「大阪体育大学わくわくアダプテッド・スポーツクラブ」に参加しているスタッフの多くが同部に所属。この活動は2021年度、文部科学大臣表彰を受けた。また、年10回程度、地域の小中学校で出前授業を実施し、児童・生徒が車いすバスケットボールやボッチャなどを楽しみながら、障がい理解や共生社会の考え方を身につけるきっかけ作りをしている。
プログラムへの申し込みなどは学生が行った。主将の高村梨麗(りま)さん(教育学部3年、明石商業)が部のめざす姿や課題、プログラムの活用内容などを特設HPから応募、面談を経て採択が決まった。
高村さんは「これまでの活動を評価していただき、うれしい。支援を得て、車椅子ハンドボールやボッチャなどのパラスポーツやボランティア活動で、活動するエリアを広げていきたい」と感謝する。曽根准教授は「パラスポーツを活動の中心にするクラブ活動は他大学にも増えており、社会の関心も高まりつつある。4年間の継続的な支援をいただいたので、下の学年も含めて活動の幅を広げ、クラブの土壌を整備していきたい」と話している。
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