浜崎朱加が女王初戦、世界トップ相手に一本宣言!=ジュエルス
ジュエルス女王・浜崎朱加(左)が今年初戦、米トップのジェシカ・アギラーを迎え撃つ 【スポーツナビ】
昨年のジュエルス初代ライト級女王決定トーナメントを制し、デビューから無敗で初代女王となった浜崎朱加は、52キロ契約を100グラム下回る51.9キロで問題なく計量クリア。「いい感じで練習もできました」と、チャンピオンとなって迎える初戦、そして2011年始動戦へ向け、コンディション良好をアピールした。
また、ジュエルスを代表する看板美女ファイターの長野美香、杉山しずかも互いの契約体重を問題なくパス。長野はさらなる高みを目指すステップとして、そして杉山は留学前の区切りの集大成として、それぞれ勝利を誓った。
自分は自分のできることをやっていこう
「練習もしっかりできた」と仕上がり良好、あとは思い切りいくだけだ 【スポーツナビ】
ただジェシカ自身も、藤井が準優勝した米国ベラトールFCのトーナメントでベスト4。しかも、藤井が決勝で敗れたゾイラ・フラウストに判定1−2の僅差に迫った世界有数のトップファイターだ。
ある意味リサ以上の強豪を迎えることになったが、浜崎本人は「特に気持ちの面で変わりはないですね」と冷静。「相手が日本人でも外国人でも、自分は自分のできることをやっていこうと思っています」と、どれだけ自分の実力を出し切れるかに集中していた。
また、今回は顔面パウンドありの特別ルールで実施。初のパウンドにも「不安よりも楽しみの方が大きい」と浜崎はニッコリの笑顔。そして、“極め”の部分をさらに磨いてきたという得意のグラップリングを炸裂させるべく、「ジェシカ選手のアグレッシブさに負けないように、自分もどんどん前に出て一本を狙っていきたい」と、堂々の一本勝ちを宣言した。
対するジェシカは筋肉質のボディーを誇示しつつ51.4キロでパス。緊急参戦の形となったが、「前の試合でたくさん練習していたから調子はいいし、ちょうどいいタイミングでの試合です」と体調に不安はなし。総合戦績14戦10勝のうち一本勝ちが7つと、こちらも関節技を得意としており、「どこからでもサブミッションを取りにいきたい」と闘志満点。ジュエルス2011年スタートを飾る3.11新宿メーンは、日米グラップリング対決となりそうだ。
「風邪をひいてしまって……」長野に黄信号!?
長野美香(左)が得意の腕十字で一本を予告、対するフジメグの弟子・村田も大物食いを狙っている 【スポーツナビ】
昨年のジュエルス初代ライト級女王決定トーナメントでは、準決勝で判定1−2と惜しくも敗退。そのときの反省から「最近は試合で焦ってしまっているので、とにかく落ち着いてじっくりと試合を進めたいと思っています」と、今回のテーマを挙げた長野。もちろん、積極的に一本を狙う姿勢は失っておらず、「アームクロスレインボーをどんどん狙っていきたいです」と得意の七色腕十字で極めることを予告した。また、目標とするフジメグ戦にたどりつくためにも、ここはしっかりと快勝してアピールしたい。
対する村田は「藤井さんと対策してきました」と、師匠フジメグと長野攻略をしっかり練ってきたことをうかがわせるコメント。「自分にとって長野選手は大物。胸を借りるつもりで一本、KOを狙います」と、大物食いで一気のトップ戦線入りを目標に定めている。
区切りの一戦、杉山が集大成を披露する!
留学前の区切りの一戦、杉山(左)は集大成を見せることはできるか 【スポーツナビ】
引退するわけではないが、区切りの試合とあって杉山は「ぜひ勝って、向こうに行きたい」と気合十分。コンディションそのものも「今回はいつもよりちょっと重い体重(62キロ契約)なので、ちょうどいい感じかなと思います」と、減量苦がない分、順調に仕上がったことを語った。
また、杉山が以前から希望していた超弁慶との対戦とあって、この試合にかけるモチベーションも倍増。「超弁慶選手はずっと見てきた選手だったので、研究もばっちりしてきました」と、いつでも出撃準備はOKのようだ。
「打撃でとか、寝技でとか、ポイントを絞ることはできないんですが、総合格闘技の技術、力で頑張りたいと思います」
ジュエルス旗揚げと同時にプロデビューしてから、約2年。留学を前にプロ格闘家としての集大成を余すところなく披露するか。
なお、杉山はなぜか超弁慶の“超”に妙なこだわりを見せており、「私が勝ったら“超”をもらいます。超しずかになります!」と宣言したのだった。
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