年末ビッグイベント成功へ、格闘技界が一致団結 格闘技フェスティバル「戦極」&「Dynamite!!」概要発表

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一致団結して年末のビッグイベントを成功させたいと語った(左から)谷川EP、向井SRC代表、鎌賀事務局長 【スポーツナビ】

 10.30両国国技館の「SRC15」で開催が発表された格闘技フェスティバル「戦極 Soul of Fight」(12月30日、東京・有明コロシアム)の概要発表会見が15日、東京都内のホテルで行われた。

 会見には谷川貞治イベントプロデューサー(EP)、SRCを運営するワールド・ビクトリー・ロードの向井徹代表、鎌賀秀夫日本格闘競技連盟事務局長が出席。人気低迷がささやかれる日本格闘技界において、一致団結して年末ビッグイベントを成功させたいと力強く意気込みを語った。

向井代表「モヤモヤ感をぶっ飛ばしたい」

「朝から晩まで楽しめるお祭りを成功させたい」と語った向井代表 【スポーツナビ】

 当初は大みそか恒例の「Dynamite!!」(さいたまスーパーアリーナ)と同日開催と伝えられていた「戦極 Soul of Fight」だが、「長引く不況、政治の混迷によるモヤモヤ感をぶっ飛ばしたい」(向井代表)、「今の格闘技界に興行戦争をしている余裕はない。一緒に成功を目指したい」(谷川EP)との理由から30日の開催が決定。立ち技格闘技10試合、異種格闘技(胴着マッチ)3試合、女子格闘技4〜5試合、MMA(SRC中心)10試合で構成され、25〜30試合が行われることとなった。

 向井代表は「今年を締めくくる大会として、格闘技の真の厳しさや本質的な格好良さ、大会にふさわしい男前をオファーの条件にしています。女子格闘技では、凛としたイメージの選手に国際的な選手と戦ってほしい。また、お客様はフリーパスで出入り自由。グルメやショッピングなど、カップルやファミリーで朝から晩まで楽しんでいただけるお祭りとして、さまざまなファンサービスを企画しています」と、2日連続で開催される日本最大級の格闘技イベントの概要を明かした。
 また、注目が集まるSRCフェザー級王者マルロン・サンドロ、日沖発の試合については「出場すればタイトルマッチになる。このタイミングで実現できるか、もう少し調整したい」と説明した。

谷川EP「来年につながるイベントにしたい」

谷川EPは「いろいろな選手に活躍の場を与えたい」と各団体へ協力を呼び掛けた 【スポーツナビ】

 続いて、谷川EPは「昨年の交流戦をきっかけに、大みそかはSRCとともに格闘技界が一致団結してイベントを盛り上げたいと思っています。立ち技格闘技では、オファーがあれば選手たちと相談して全面的に協力していきたい」と、いろいろな形でバックアップすることを約束した。

 大みそかの「Dynamite!!」については「10試合前後でコンパクトにやりたいと思います。(対戦カードなど)具体的には決まっていませんが、廣田(瑞人)選手などSRCからも選手を出していただいて、調整していきます。いろいろな選手に活躍の場を与えて、来年につながるイベントにしていきたい」と大会成功に向けて構想を語った。

■「戦極 Soul of Fight」
12月30日(木)東京・有明コロシアム 開場10:00 開始11:00

<SRCウェルター級グランプリシリーズ2010決勝>
中村K太郎(和術慧舟會K太郎道場)
Yasubei榎本(Enomoto Dojo)

<SRCバンタム級ASIAトーナメント2010準決勝>
井上学(U.W.F.スネークピットジャパン)
清水俊一(総合格闘技宇留野道場/チームZST)

<SRCバンタム級ASIAトーナメント2010準決勝>
田村彰敏(総合格闘技津田沼道場)
中原太陽(和術慧舟會GODS)

【出場予定選手】
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
郷野聡寛(フリー)
横田一則(GRABAKA)
真騎士(SRC育成選手)
三崎和雄(フリー)
泉浩(プレシオス)
中尾“KISS”芳広(TEAM TACKLER)
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