マンチェスター・ユナイテッドは昨シーズンのチャンピオンズリーグ（ＣＬ）準々決勝でバイエルンに敗退して悔しい思いをした。しかし、自身にとって２０シーズン目となる欧州の戦いに臨むライアン・ギグスは、その敗退から多くのことを学び、今シーズンはウェンブリー（決勝の会場）で優勝を果たしたいと意気込みを語った。

――昨シーズンはＣＬ決勝の舞台に立てなくて悔しかったでしょうね

　そうだね。それまでは２シーズン連続で決勝に勝ち進んでいたからね。負け方も良くなかった。ホームで行われた準々決勝のバイエルン戦の前半は、そのシーズンで最高とも言える出来だった。それなのに最終的には敗退してしまったわけだからね。けどそれがＣＬさ。

――昨シーズンから学んだことを教えてください

　結果は最後まで分からないし、ホームとアウエーの両試合でいいゲームをするのが大事だということだね。バイエルン戦はアウエーゲームで思ったような試合ができなかったし、最終的にそれが命取りになった。アリエン・ロッベンのような選手がゴールを決めることも考えておかなくてはならなかった。ＣＬでは優秀な選手がそろっているからね。そういうことがあり得るということを考えながら、対処していくのが重要なんだ。

――今シーズン、ＣＬを制覇するには何が必要になるでしょうか？

　優勝を目指しているけど簡単なことじゃない。だけど、この６、７年は安定して成績を残しているし、今シーズンも優勝できる可能性はあると思っている。戦力は整っているし、経験も積んできた。実力を出し切り、少しの運があれば、チャンスはあるはずだ。

――今シーズンのグループリーグの組み合わせはどうですか？

　自信を持って戦いたいと思う。基本的にはホームで勝って、アウエーでも少なくとも１試合は勝ちたい。いつもそのような考えでグループリーグは戦っている。勝ち点１０を獲得できれば、決勝トーナメントに進めると思うよ。

――アウエーゲームはタフな試合が多いようです

　その通りだ。でも楽しみにもしている。アウエーゲームではホームのファンを黙らせるようなプレーをすることが大事だ。それは国内リーグでも同じ。最初の１０分から１５分で試合を支配し、相手を圧倒するのさ。そして得点を奪えれば最高だね。

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