ワトソンら首位、タイガーも好スタート 日本勢は苦戦=全米プロゴルフ選手権第1日
1アンダーの24位タイで第1日を終えたウッズ。第2日以降、上位進出なるか!? 【Getty Images】
ミシガン湖沿岸にたたずんでいた霧が晴れ渡った後でも、タイガー・ウッズ(米国)がどんなプレーを見せるのかは誰にも予測不可能だったが、ウッズは序盤4ホールで3バーディーと見事な立ち上がりを見せ、一躍スコアボードの首位となった。しかし、それもわずかな時間で終わった。
大きく左に外れて沼地に入ってしまったショットを含め、スコアを崩すには十分といえる不安定なショットが何本もあった。それでも最終ホールで2.5メートルのバーディーパットを沈めて、1アンダー、スコア71の24位タイで初日を終えた。ウッズは先週のWGCブリヂストン招待でキャリアでも最悪の18オーバー298のスコアをたたいている。ライダーカップ(米国ツアーと欧州ツアーの代表選手による団体対抗戦)への「自力」での出場に向けて正念場を迎えている。
一方、日本勢トップは10ホールまで終えた池田勇太が、イーブンパーで暫定47位タイ。石川遼は4オーバーのスコア76で、暫定130位でホールアウトしている。そのほか、藤田寛之と平塚哲二がともに2オーバーのスコア74で暫定96位タイ、小田孔明は14ホールまでで3オーバーの暫定118位につけ、ホールアウトはできなかった。
以下、ワトソンとウッズのコメント。
首位タイのワトソン「最高の結果だ」
バッバ・ワトソン:こんなスコアを出せるとは思っていなかった。ラウンドを終えて結果的に68だったが、目の前のホールに集中してプレーしていっただけ。何度かひどいショットをしてボギーをたたいたりもしたが、全体的に素晴らしいラウンドだった。メジャーでこれだけのスコアをまとめられれば、最高の結果だと言える。
――コンディションの影響はどの程度あったか?
ワトソン:難しいコンディションだった。3番ホールなどは先が見渡せないぐらい霧がかかっていたので。5番アイアンで打ったボールを目で追いかけても、消えてしまった。今朝のような霧がかかった状況では選んだクラブの番号を信じて、正しいと思って打つしかない。また、寒さはこたえた。それと、こんなことを言うのは私ぐらいかもしれないが、水分が足りなくならないようにしっかり補給をしていたせいで、最後の5ホールぐらいでは早く終わらせてトイレに行きたいと思っていた(笑)。
「アンダーパーが目標だった」とウッズ
タイガー・ウッズ:アンダーパーで終えることが今日の目標だった。序盤からスコアを伸ばせたので、60台のスコアも出せるかなと思ったが、そううまくはいかない。いくつかミスショットをしたが、最後の9番をバーディで締めくくれたので、何とかアンダーパーで終えられた。
――特にどの部分の改善に取り組んでいるのか?
ウッズ:全体的にだが、ボールの軌道コントロールがかなり良くなってきたと感じている。風が吹いている状況でもうまくいっていた。先週よりはかなりいい状態だ。そしてグリーンでのボールスピードのコントロールも改善されてきた。ただ、少しパットがショート気味になってしまっている。自分が見ている感じよりも、実際は少し短いのだと思う。そこは修正しないといけない。
<了>
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