ウッズのセントアンドリュース3連覇は?=全英オープンゴルフ

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全英オープンゴルフがいよいよ開幕。セントアンドリュース3連覇を狙うウッズの活躍は!? 【Getty Images】

 海外男子ゴルフツアー、今年3つ目のメジャー大会となる全英オープンゴルフが現地時間15日、600年の歴史を誇るゴルフ発祥の地、セントアンドリュースのオールドコースでスタートする。2000年、2005年と、過去2回のセントアンドリュースでの大会はタイガー・ウッズ(米国)が制した。今年は一体誰が栄冠を手にするか!?

 今回は、注目選手10人を紹介する。
■ジャスティン・ローズ(英国)

 ウッズの調子がイマイチなだけに、今年の全英は誰にでもチャンスがあると言える。おそらく25人ほどの選手に優勝の可能性があると言えるだろう。そこで現在もっとも勢いのあるローズは優勝候補の筆頭に挙げられる。

 米男子(PGA)ツアーに出場した過去3大会は、ザ・メモリアルトーナメントで優勝、トラベラース選手権で9位タイ、AT&Tナショナルで優勝と絶好調だ。1998年以降、全英では3度トップ10に入っており、実績も十分。キャリアを考えてもそろそろメジャー優勝をしたいところだ。

■リー・ウェストウッド(英国)

 英国選手は地元の利を生かすことができる。昨年はトップ5に3人の英国人選手が入り、そのうち一人がウェストウッドだった。

 世界ランク3位のウェストウッドは過去5度のメジャー大会でいずれも25位以内をキープしている。

■タイガー・ウッズ(米国)

 復帰以来、ここまで不調の続くウッズ。しかし、大舞台に強いだけに、今季最大のトーナメントで復活する可能性は十分ある。セントアンドリュースでは過去2度優勝しており、2度のスコアはいずれもコースレコードとなっている。

 今シーズン、ウッズはすべての持ち味を同時に発揮することができていない。しかし、それができれば、3連覇が現実のものとなるだろう。

■フィル・ミケルソン(米国)

 過去に全英でいい成績を残していないミケルソンだが、仮に勝つとすれば、これまで唯一トップ15フィニッシュを果たしているセントアンドリュースでの大会だろう。ウッズのように過去2回のセントアンドリュースではいずれもトップ10に入っている。

■パドレイグ・ハリントン(アイルランド)

 過去に2度全英を制しており、勝ち方を熟知している。今年はPGAツアーで4度トップ10に入っており、昨年のミニスランプ脱出以降は充実したプレーを見せている。

■グレアム・マクドウェル(北アイルランド)

 セントアンドリュースで行われた2005年大会、マクドウェルは11位タイでフィニッシュ。今年は全米オープン優勝を果たしているだけに、優勝候補に挙げないわけにはいかないだろう。
■スティーブ・ストリッカー(米国)

 ストリッカーは先週のジョンディア・クラシックをトータル26アンダーというスコアで制し、勢いに乗っている。2007、2008年の全英ではトップ10入り。世界ランクも4位と実力は十分だ。

■アーニー・エルス(南アフリカ)

 全米オープンで3位に入り、今季2勝でフェデックスカップランキングで首位に立っている。技術的には十分に優勝するだけの力は持っている。後は課題のメンタル面をどこまで向上させるかがカギとなる。

■ジャスティン・レナード(米国)

 シーズン中の好不調に関わらず、優勝した1997年以降トップ20に6度入るなどレナードは全英オープンを得意としている。もし強風が吹き荒れるようであれば、風に強いことで知られるレナードにとって有利となる。

■トム・レーマン(米国)

 過去2大会、50歳を超えた選手が最終ホールまで優勝争いを演じている。2008年のグレッグ・ノーマン(オーストラリア)と2009年のトム・ワトソン(米国)だ。

 仮に天候の影響で全体的にスコアが伸びない展開となれば、1996年のチャンピオン、ベテランのレーマンにチャンスが出てくるだろう。

<了>

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