マクドウェルが欧州勢40年ぶりの全米制覇!=全米オープンゴルフ最終日

PGAツアーモバイル

全米オープン最終日 グレアム・マクドウェルが通算イーブンパーの284でメジャー初優勝を果たした 【Getty Images】

 海外男子ゴルフツアーのメジャー大会第2戦、全米オープンの最終日が現地時間20日、米国カリフォルニア州のペブルビーチで行われ、グレアム・マクドウェル(北アイルランド)が、欧州勢としては1970年のトニー・ジャクリン(英国)以来、実に40年ぶりの栄冠に輝いた。

メジャー初優勝のマクドウェル「何て感動的な一週間だったことか!」

――(1打差につけていた2位の)グレゴリー・アブレ(フランス)が18番でバーディを逃した時点で、ゲームプランに変化はありましたか?

グレアム・マクドウェル:(18番の)セカンドショットはエッジまで220ヤード。アブレがバーディーパットを外したのは分かっていたから、ツーオンを狙うか刻むか、キャディーと協議しました。それで、9番アイアンで刻む方を選択をしました。
 メジャーの舞台だし、コースはとても難しかった。アブレはここ数日、素晴らしいゴルフをしていたから、あの場面はかなりスリリングでした。

――アイルランドは今、午前2時半くらいだと思いますが、故郷の皆さんはあなたの優勝シーンを観ていたでしょうか?

マクドウェル:おそらく。ギネスビールを飲みながら観戦してくれていたと思うよ。(拍手)

――パブはまだ開いているんでしょうか? 

マクドウェル:営業時間を今日だけ少し延長してくれているのじゃないかな。そうなっていたら、うれしいね。(笑)
 母親はスペインにいるけど、彼女も観ていてくれたらうれしい。見えますか、お母さん、愛してるよ! すぐ会いに行くからね。
 父親はギャラリーの中に紛れています。もちろん彼らは私を誇りに思ってくれるでしょう。今週はたくさんの素晴らしい友人に囲まれて過ごしました。アイルランドの人々もギャラリーに大勢いて応援してくれました。今の心境はとにかく言葉では語り尽くせない感じ。本当に驚きです。

――最終ラウンドが始まる前、あなたは「もしゴルフの神様がほほ笑んでくれたら、トロフィーを掲げることになるだろう」と話していたが、その通りになりました。

マクドウェル:そのようですね。でもコースは信じられないほど難しかったです。10番でボギーをたたいてリーダーズボードを見たのですが、誰もチャージをかけていなかった。そのこと自体信じられませんでした。それで、後半はすごく落ち着いてプレーすることができました。自分でもよくやったと思います。

 1パットに重みがあって、それを決めたときの喜びは何ものにも代え難い。(コースが)すごくフェアに仕上げられていて、良いゴルフにはご褒美がもらえた。悪いショットには罰が与えられました。それも手痛い罰が。こんな風にコースを仕上げてくれたスタッフの方々にお礼が言いたいです。コースは素晴らしかったし、ギャラリーの方々も素晴らしかった。何て感動的な一週間だったことか!

<了>

◆PGAツアーモバイル (http://pgatourm.jp)では、さらに中身の濃いインタビュー記事を掲載中。全米オープン中は速報でスコアを更新、会員限定のFlash 待受が無料でもらえるキャンペーンも実施中!
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント