衰え知らない“中年の星”、バーナード・ホプキンスの今後は!?
宿敵ジョーンズを破り、最年長戴冠記録更新も射程圏内にとらえているホプキンス 【(C)NAOKI FUKUDA】
ホプキンスはアマチュアを経て88年にプロ転向。デビューが23歳と比較的遅かったのは、十代のときに強盗容疑で収監されていたからだ。
93年には世界初挑戦(王座決定戦)でジョーンズに惜敗。後年、ホプキンスは何度も再戦を申し入れたもののことごとく断られてきた。この悔しさとライベルへの雪辱意欲が彼の最大の戦闘モチベーションだったといっても過言ではないだろう。
95年に獲得した世界タイトルはミドル級史上最長にして最多防衛を記録。オスカー・デラ・ホーヤ(米)やフェリックス・トリニダード(プエルトリコ)をはじめ、世界チャンピオン経験者とのべ11度戦うなどV20の中味も濃い。
引退もうわさされたが、階級を上げて再起
ホプキンスと17年ぶりの再戦し、敗れたジョーンズ 【(C)NAOKI FUKUDA】
ジョーンズに雪辱した直後にはヘビー級で世界タイトルに挑戦という話題も持ち上がっていた。すでにジョージ・フォアマン(米=元世界ヘビー級王者)の持つ45歳9カ月の最年長戴冠記録更新も射程距離内にあるだけに、ホプキンスの今後は注目に値する。
「バーナード・ホプキンスvsロイ・ジョーンズ」のベテラン対決の模様は、5月17日(月)よる8:00からWOWOWの番組「エキサイトマッチ〜世界プロボクシング」でハイビジョン放送される。
Written by ボクシングライター原功
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