【TUFシーズン9 第11週】ライト級は、チームUK同士の決勝戦に

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ウィナー(左)が圧倒的な強さでチームUKに勝利をもたらした 【photo by ZUFFA】

「ジ・アルティメット・ファイター(TUF)シーズン9」(毎週火曜深夜0:00、WOWOWで放送)第11週。ダマルケス・ジョンソンがオシペチェックを破り、ファイナル一番乗りを果たした第10週。今週は、残りのセミファイナルマッチから2試合――、ライト級のファイナル進出者を決める、アンドレ・ウィナーvs.キャメル・ダラー戦、ロス・ピアソンvs.ジェイソン・デント戦が行われる。

■ウィナーが圧倒的な強さで勝利

 ろっ骨の負傷に苦しむダラーだが、ウィナーとの決戦には気合十分。しかし、ジムでは完成度の高さを示すような動きを見せるウィナーにとっては、実力の差を見せつけるだけといったところ。実際、試合では、いきなり強烈なショットをダラーに浴びせるウィナーが、ダラーのテークダウン狙いを遮断し、猛攻を重ねていく。

 残り2分強、ダラーはようやくウィナーをマットへ寝かせるも、これを好機としたウィナーは、三角締めを極め、圧倒的な強さで、チームUKに勝利をもたらした。

 両チームともにファイナル進出の各1名が決まった。

ライト級決勝はチームUK同士の対戦

ピアソン(右)も勝利でライト級はチームUK同士の対決に 【photo by ZUFFA】

 そして、もう一つのセミファイナルマッチ、ピアソン対デントの一戦が始まろうとしていた矢先、トレーニング中、ピアソンが肩を脱臼して暗雲が立ち込めた。

 それでも、ピアソンにとっては頻繁に起こることのようで、ビスピンの腕を肩に押し込み、事態はあっさりと収拾。一方のデントは、「次のファイトではみんなを驚かしてやるよ」と勝利宣言を行った。

 両者、両者開始からエンジン全開。互いに主導権を奪いにかかる中、ピアソンがパンチに蹴り、ヒザ蹴りを使い分け、前に出ていった。デントもラウンド後半には、安定感を取り戻したが、初回は、ピアソンがポイント優勢を印象付けた。

 2ラウンドに入っても、大きな変化はなく、スタンドで互いに仕掛けを続ける中、残り約2分でピアソンが初のテークダウンを奪った。パウンドを振り落とすピアソンだが、デントもすぐに起き上がり、そして連打の嵐を返していった。ラウンド終盤には、再度ピアソンがグラウンドを支配し、ダメージを負わせた。

 最終ラウンド、デントは逆転を狙いアグレッシブに攻めるが、ピアソンも強烈なカウンターを決め、さらにテークダウンを奪うと、そのまま優勢を維持。ユナニマス・ディシジョンでピアソンがライト級ファイナル進出を決め、チームUK同士の決勝戦でウィナーと対戦することになった。
■TUFシーズン9:メンバーは以下の通り

<チームUSA>
・ウェルター級
ダマルケス・ジョンソン
フランク・レスター

<チームUK>
・ウェルター級
ジェイムス・ウィルクス

・ライト級
ロス・ピアソン
アンドレ・ウィナー
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