「K−1は簡単な競技」アリスターが許せない発言
K−1の黒船としてマークされているアリスター。このまま優勝をさらっていくのか 【(C)FEG Inc.】
総合で闘えば2、3分で片付ける
アリスターは開幕戦でアーツを完封。この試合で衝撃を受けたファンも多いだろう 【(C)FEG Inc.】
アリスター 試合で勝てたことは誇りだ。オレの思っていた通りの試合ができた。K−1の伝説の一人に勝てたのは、自分の中でも大きなことだね。オレが12、13歳のときにテレビでK−1を初めて見たとき、ピーターが闘っていた。選手としても人間としても尊敬しているよ。倒すことは気が引けたけど…相手も分かっていること。ファイターはファイターなんだ。リングに上がったら闘わないといけない。まあ、ピーターはベスト8に進出できなくて落ち込んでいるようだけどね。
――この結果で、総合格闘技がK−1に勝ったという見方もできますね
アリスター オレとK−1の因縁はバダとの対戦からスタートした。その試合でオレは勝った。レミーにも勝てると思っていたけど、結果的に負けてしまった。だが試合を優位に進めることはできた。現役のWGP王者に立ち向かったし、ダメージも与えられた。ピーターの件に関しても、ニューフェイスのオレが彼に勝てたことは誇りに思っているよ。
――総合とK−1の勝負、とはとらえていないと
アリスター 簡単にそう言い切れない。ルールも違うし…K−1ファイターがK−1ルールで試合をすれば勝つ確率は高いだろうし、その逆も同じだ。例外としてはミルコがいたけど、すぐに断言はできないと思う。
――アリスター選手は、バダ選手にもアーツ選手にも勝っているじゃないですか
アリスター そういったことは誰も成し遂げていないから、賞賛されるのは当然かもね。だが、同じように見えて、中身はまったく違う競技なんだ。その中で一つの競技のトップにいて、もう一つでも高い競技力を持てている選手はいない。もしK−1のベスト8ファイタークラスでも、総合で試合をすればオレは2分、3分で片付けることができるよ。土俵が違うからね。
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