RENAが優勝宣言「すごく自信があるんですよ」=「Girl's S-cup」直前インタビュー
優勝候補のRENAが試合直前の心境を語った 【(C)シュートボクシング協会】
RENA「負けることで勝つために何をすればいいか見えてきた」
7月の21日から10日間くらいです。
――実際に練習してみていかがですか。シーザージムはシュートボクシングの本部ジムでもあるわけですが
いやぁ、厳しいですねぇ。練習も厳しいんですけど、慣れない環境なので。それに、RENAがしっかりしてないと、“及川道場はどんな練習してんねん”って言われてしまうし。だから必死で練習についていきましたね。
――自分のための練習であると同時に、及川道場を背負って東京に来たという感じで
だから気が抜けなかったし、そのぶんメンタル的に強くなれたと思います。わたし、小6から及川道場に通ってて、10日も道場に行かなかったことってないんですよ。かぜで何日か休んだくらいで。
――毎日のように道場の仲間と顔を合わせていたと
だから今回、初めて10日もみんなと会えなかったのが寂しくて。だけど練習ではヘコんでられないんで。そういう面でも鍛えられたと思います。
――前回、ジュエルスでの試合では意識的に投げを使っていましたが、かなり練習されたんですか?
今年から柔道の練習をするようになったんですよ。やっぱり、去年MIKU選手に投げられて負けたのが大きかったです。負けることで、勝つために何をすればいいのか自然と見えてきた感じで。教えてもらってるのは現役時代に秋山(成勲)選手のライバルだった方なんですよ。
――じゃあ、かなり本格的ですね
最初は受け身から始めて。基本的なことからやってますね。
――前回の試合では、投げという課題をクリアできた感じですか
クリアできたんですけど、投げを狙いすぎちゃったのは新しい課題ですね(笑)。“投げたんねん!”って思いすぎちゃって。でも、しっかり投げれたことで自信がついたので、次からはうまくバランスが取れると思います。
――出稽古の期間には、かなりたくさんの取材を受けたみたいですね
はい。もう覚えてないくらい(笑)。でも取材してもらえるのはうれしいですね。注目されるのはいいことだと思うんで、載れるだけ載りたいなって。
――その辺はシュートボクシングの女子を引っ張る自覚でもあるんでしょうね
ただ、やっぱり大事なのは試合なので。
――実際、「Girls S−cup」はかなり重要な闘いになりますよね
人生の分岐点だなと思います。
RENA「誰が相手でも優勝できる自信はあります」
“よっしゃ!”って思いました。やっぱりベルトっていうのがすっごい大きいですね。エースって言われれても、これまでは形になるものがなかったので。
――ベルトを意識するようになったのって、いつぐらいからなんですか?
もう、デビューする前からですね。
――最初からチャンピオンになるつもりでデビューしたと
はい。先生(及川知浩)がベルトを持ってるので“わたしもほしい”みたいな。
――今、ベルトを巻くだけの自信ってついてきました?
それはもう、ずっと持ってます。
――トーナメントの組み合わせも決まりましたが、出場メンバーの印象はいかがですか?
特に意識はしてないです。イム・スジョンには一回負けてますけど、次やったら勝てる自信があるんで。“当たれたらいいなぁ”くらいの感じで、そんなに意識してないですね。
――トーナメントには総合格闘技の選手もたくさんいますよね
確かに、総合の選手は組んだら強いと思うんですけど、こっちには打撃があるし、投げも克服したし。怖いものはないですね。V(一)さんは立ち技の試合を見たことがないし、石岡(沙織)さんはシュートボクシングの試合をしてますけど、手数が少なかった。誰が相手でも、優勝できる自信はあります。
――優勝を目指す上で、最も重視している部分はどこでしょう
やっぱり気持ちですね。シーザージムで緒形(健一)さんに“1日3試合すれば、痛いところも必ず出てくる。一回勝って、もういいかと思ってしまうことがあるから。そういう時は、自分が絶対に一番になるって思い続けた人間が勝てるんだ”って教えていただいたんですよ。やっぱり、S−cupで優勝した方と一緒に練習すると、すごく勉強になりますね。
――その気持ちの面が、この夏はかなり鍛えられたわけですよね
そうですね。だから、すごく自信があるんですよ。それに、去年S−cupの大きい会場で試合したり、韓国に行ったり「ジュエルス」に出たり、いろんな経験もしてきてるんで。これまで10戦してきたんですけど、その経験を全部出せば、優勝できると思ってます。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ