菊タローまさかの敗北も秋葉原の平和は守られる

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アキバプロレスの第3弾興行が開催され、秋葉原の平和が守られる 【スポーツナビ】

 秋葉原の平和を守るべく、菊タローらと悪の軍団の抗争を描いたアキバプロレス第3弾興行「アキプロ破壊命令!?」が19日、秋葉原UDXで開催された。女子プロレスラー・華名にフォール負けを喫する見かけ倒しのダンボール肉マン、トレーディングカードゲーム「ヴァイスシュヴァルツ」から飛び出したマスクマンのヴァイス&シュヴァルツなど、今回も個性豊かなメンバーが大会を盛り上げる中、メーンイベントに“秋葉原のニューヒーロー”菊タローが登場した。

ケバブマンが強すぎる

起田高志似のケバブマン(左)のパワーは尋常ではない 【スポーツナビ】

 秋葉原に巨大シャンパンタワーを建てようと、第1回大会から執ように菊タローを付けねらうホストのRion。そのRionを影から操る謎の組織は、秋葉原で定着しつつあるトルコ料理のケバブマンとなぜかくいしんぼう仮面を投入し、“秋葉原の中枢”という菊タローの事務所のカギを奪いにかかった。秋葉原の平和を守るために立ち上がったのは菊タロー&荒谷望誉&佐藤光留のバカトリオだ。

 試合序盤は菊タローとくいしんぼう仮面がおなじみのムーブメントで会場を沸かせるが、引退間近の荒谷が天然行動を起こすなどして徐々に悪の軍団のペースに。特にケバブマンのパワーは尋常ではなく、途中、仮面が脱げて健介オフィスの起田高志似の戦士であることが判明するが、かまうことなく試合を続行。最後はRionがシャンパン毒霧を菊タローに浴びせた上で側頭部に蹴りを一閃。そのまま3カウントが叩かれ、主役であるはずの菊タローがまさかのフォール負けを喫した。

どんでん返し! Rionが改心

第4試合に登場したヴァイス(左)とシュバルツ。シュバルツはHARASHIMAの技を多用していた 【スポーツナビ】

「俺たちのアキバの平和が……」と会場内にはどんよりとした空気が流れ、勝者のRionに事務所のカギが渡される。会場に詰め掛けたオタクたちは誰もが目を覆ったが、ここでどんでん返しが。悪の手先であるはずのRionが改心したのだ。聞くところによると、以前訪問した秋葉原のメイドカフェにおいて心のこもった接客を受け、感動したという。こうして土壇場でRionとケバブマンが秋葉原への愛を口にしたことで、大会は大団円を迎えたのであった。

「秋葉原の新たなカルチャー」を目指すアキバプロレス。オタクの聖地に根付く日は近いかもしれない。

■アキバプロレス「アキプロ破壊命令!?」
7月19日(日) 東京・秋葉原UDX2F アキバスクウェア

<第5試合 アキバの平和を守れ!>
●菊タロー、荒谷望誉、佐藤光留
(18分19秒 バズソーキック→片エビ固め)
○Rion、ケバブマン、くいしんぼう仮面

<第4試合 アキプロ名物! ハイスピードバトルINアキバ>
ヴァイス、○シュバルツ
(14分41秒 体固め)
●円華、マグニチュード秋葉原

<第3試合 アキプロミックスドバトル!>
●ダンボール肉マン、アップルみゆき
(10分14秒 ヒップアタック)
KUDO、○華名

<第2試合 電脳戦隊アキバファイブショー>
アキバブラウン、○アキバビリジアン
(7分17秒 ビジリアン・クローズライン→片エビ固め)
戦闘員、●怪人
※出演:おぐりゆか、みずしな孝之

<第1試合 おでん缶vs.おでん職人>
●おでんカーン
(6分16秒 ひまわり→片エビ固め)
○田島久丸
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