男子ゴルフの米ツアー（ＰＧＡツアー）、トランジションズ選手権（米国フロリダ州コパーヘッド・イニスブルックリゾート＆ＧＣ）の第３日が現地時間２１日に行われた。

　前日、参戦２戦目でＰＧＡツアー初の予選突破を果たした石川だったが、３日目はショットが乱れ、前半だけで４つのボギーと１つのダブルボギーをたたき、前半は４２と崩れたが、後半は何とか持ち直し、３つのバーディーを奪い返した。終わってみれば４オーバー７５と崩れ、通算４オーバーとなり、前日の３９位タイから６４位タイへと順位を下げた。

「アンダーパーを目指す」と意気込んでスタートした石川。しかしフェアウェイキープ率が全体の６６番目に沈む低さだったことに加え、パーオン率が３分の１（予選通過者では最低）と、ショットに苦しんだ。プロになってから腕を磨いたアプローチとパットでカバーしたものの、凌ぎ切れずにスコアを落とす結果となった。

　ラウンド後のコメントでは、「アイアンの距離感で苦しみ、我慢することができませんでした。ミスをひきずってしまいました」と前半のプレーを振り返った。
　しかし後半については、「集中してプレーできました。後半はリズムを取り戻すことができました」と分析。「１打１打が自分を成長させてくれていると思っています。最終日も集中して、バーディー５つを目指したいと思います」と、最終日にかけるコメントを残した。

　一方、昨年の大会で２位タイだった今田竜二もエンジンはかからずじまい。２バーディー４ボギーの２オーバー７３をたたき、通算３オーバーで６０位タイにとどまった。自宅から近いコースということもあり優勝を目指したが、今回の上位入賞は難しい状況となっている。

　石川遼の最終日は現地時間２２日の午前９時１３分（日本時間２２日午後１０時１３分）から、ジミー・ウォーカー（米国）とのラウンドとなる。３日目後半の調子を続け、大会前の目標でもあった通算アンダーパーになることを期待したい。

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［情報提供：ＰＧＡツアーモバイル］

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