【U18日清食品トップリーグ2024 (女子) 大会レポート】混戦模様の中で数々の接戦を制した京都精華学園が連覇を達成
【©U18日清食品リーグ】
最終日は全8チームが一堂に会して4試合を実施。最終戦では5勝1敗で首位を走る京都精華学園(京都府)と岐阜女子(岐阜県)の直接対決が実現し、結果的には京都精華学園が71-64で岐阜女子を下して優勝を飾りました。昨年度の「U18日清食品トップリーグ2023」に続く、大会初の連覇となります。そして過去2大会で3位だった岐阜女子は、初の準優勝となりました。
インターハイ優勝の京都精華学園、準優勝の岐阜女子が、最終的には夏と同じ結果を残しましたが、この2か月半を振り返れば、どこが優勝してもおかしくない混戦模様を呈していました。というのも、開幕4週目の9月28日(土)、京都精華学園が慶誠(熊本県)に、岐阜女子が東海大学付属福岡(福岡県)に敗れ、早くも全勝チームと全敗チームが消える事態に。その後も全チームが星を分け合い、全28試合のうち半数以上の17試合が10点差以内の白熱したクロスゲームとなりました。実力の拮抗した各チームが、自分たちの色を出し、相手チームへの対策を練り込んで一戦一戦に臨んだ結果といえるでしょう。
【©U18日清食品リーグ】
その京都精華学園に次ぐ強さを発揮した岐阜女子は、大会を通じて足を使った激しいディフェンスが光りました。高さがない中でも組織力を遺憾なく発揮し、ダブルチーム、トリプルチームで相手の長身選手を徹底マーク。平均56.9失点というスタッツは、男女合わせた大会出場チームの中で最少の数字です。ケガ人にも苦しんだ中、その穴を埋めるべくオールラウンダーの#12 岡田紬葵選手(3年/170cm)らが台頭したことも大きな収穫で、安江満夫コーチは「チームとして“怪我の功名”というか、スタート5人だけでなくその次の選手たちも出てきました。それは試合になかなか出られない間も、ひたむきに練習に取り組んできたからチャンスをものにできたのだろうと思います」と目を細めます。主力に2年生も多い中、常にチームを引っ張り続けた3年生の#5 安藤美優選手(3年/171cm)は、「最終戦で敗れて悔しい気持ちでいっぱいですが、リバウンド、ルーズボールを取り切って、最後まで諦めずに試合ができたと思います。留学生のいない小さいチームでも、自分たちの戦い方はあるんだな、ということを学びました」と手応えを口にしていました。
【©U18日清食品リーグ】
【©U18日清食品リーグ】
【©U18日清食品リーグ】
【©U18日清食品リーグ】
【©U18日清食品リーグ】
【©U18日清食品リーグ】
【©U18日清食品リーグ】
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ