田村が弱気発言連発 復帰戦は「今年の夏くらい」
大みそか以来、公の場に姿を現した田村。復帰次期については「夏くらいを目指して」と注目コメント 【佐々木亜希】
田村とは対照的に中村は「いつでも試合できる状態です」と万全のコンディションをアピール。ライト級戦線での戦いのほか、無差別級での戦いも「やってみたい。小さい人が大きい人を倒すのって、やっぱ面白いじゃないですか」と言い切ってみせた。
燃え尽き症候群か、それとも“失恋”のダメージか!?
しかし「桜庭との試合は、自分の中で大きなテーマだったんで。何年もタイミングがあわなくて、ずっとこだわりや思いがあって、ようやくやり遂げたっていう気持ちがあるんで……どうですかね。今後については練り直さないと。お客さんあってのもの、田村の試合が見たいと望まれてのものだし、試合については僕個人がいくら頑張っても成り立たないでしょう」とコメント。「前から言ってることですけど、僕らの世代がメーンを張っていたらよくないと思うんで。若い世代にお客さんを引っ張っていってもらいたい。若い世代と、年寄りと両方を生かしつつ、格闘技界が盛り上がっていけばいいと思うんですけどね」と続けた。
“燃え尽き症候群”ではないかと指摘されると「いや、燃え尽きてるんだったら、ランニングとかはしないでしょうし。先月、1月の間は好きなもの食べまくってたんですけど、今月に入ってようやく足腰の強化をしたりしはじめて」と、複雑な胸中を明かしたが、この行動もまた失恋直後の“やけ食い”と酷似だ。これを指摘されると田村は「そうかもしれないですね。だから精神的なケアが必要かな。気持ちの整理をして」と苦笑い。「まぁ、今年の夏くらいを目指して、心技体を磨いていきたい」と、ようやく最後に復帰の具体的時期を語った。
フェザー級GPは……ちょっときついですね
3.8DREAM出場を猛アピールした中村大介 【佐々木亜希】
中村と対戦した所は、フェザー級トーナメントに参戦が決定済み。中村自身は「フェザーは……ちょっときついですね。声をかけていただけるなら考えたいですけど、自分としてはライト級の選手と戦って、自分がどれだけ通用するか試してみたいです」と、遠慮がちながらも本来の階級である、ライト級戦線での戦いを希望。その上で「あと、小さい人が大きい人を倒すのって、はじめて見た人でも面白さが分かるじゃないですか。無差別級の試合はぜひやってみたい」と、自身よりも階級が上の選手との戦いにも興味を示した。
さらに「あとは、田村さんに対戦要求する人とやりたいですね」と、師匠・田村潔司の門番となる意思を表明。「今まで僕は知名度も実績もなかったから言えなかったんですけど、簡単に田村さんの名前を出されると正直、あまりいい気分はしてなかった。田村さんの名前を出すなら、まずは自分が相手になる。そういう立場になりたい」と、いまどき珍しいほどの“師弟愛”をみせた。
次回の「DREAM」は3月8日。1カ月後に迫った大会であっても中村は「全然大丈夫です。ライト級でもいいし、無差別級でもいい。やってみたい。毎月でも試合したいくらいです」と、参戦を熱望。大みそか参戦を経て、自信を身につけた“Uの後継者”中村大介。はたして3月大会参戦なるか、そして次のリングではどんな戦いを繰り広げてみせるのか。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ