“名勝負製造機”関本大介にインタビュー=大日本プロレス

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「蛍光灯だの有刺鉄線だのは、どうでもいい」

この鍛え上げられた肉体が最大の武器 【スポーツナビ】

――それでは13日に開幕する「最侠タッグ」について、警戒するチームは?

 伊東(竜二)&石川(修司)組。これはじつは先月の後楽園ホール大会で試合(宮本裕向&佐々木貴組vs.伊東&石川組)を見ていたんですよ、モニターで。そのときに二人とも背が高いし、単純に「いいチームだな」と思いましたね。

――さて、公式戦の試合形式が「通常ルール、ハードコアルール、デスマッチルールのいずれかで行われ、試合スタイルは両チームの了解を持って協議・決定する」とありますが、関本選手は当然「通常ルール」を希望されますか?

 もちろんです。

――相手が「デスマッチルール」を要求してきても?

 僕は普通のプロレスルールにこだわりを持って、今までずっとやってきてましたんで。そのへんで向こうが何を持ってこようが、もうどうでもいいですよね。蛍光灯だの有刺鉄線だの、もう僕一個人の考えとしては「そんなのはどうでもいいよ」と。「どっちが強いか決めればいいじゃない」っていう話ですよね。(パートナーの)マンモス(佐々木)さんは分からないですけど。

――目標はもちろん優勝ですよね?

 目標というか、最低条件が“優勝”ですよね。そのうえで、お客さんを魅了できる、お客さんに何か感情を伝えられる試合をできるかですよね。このタッグリーグで自分の感情、プロレスに対する情熱だとかをお客さんに伝えられたら自分は成功かなという感じですね。何も伝えられないで優勝しても、僕としては全然意味のないタッグリーグだと思います。

――それでは今年の目標をお聞かせいただけますか。

 “レジェンド”と言われている人たち……“レジェンド”ってなんか分かんないですけど(笑)。別に今も現役でバリバリやってますからね。“レジェンド”って言い方はあんまり好きではないんですけど。1月にタッグマッチで長州さんとやりましたし、ライガーさんともやりましたし、ちょっと前には藤波さんともやりましたけど、全然バリバリ元気で3連敗してるんで、そういう人たちに“関本大介”というものを植え付けたいですね、意識の中に。

――分かりました。最後に現BJWデスマッチ・ヘビー級王者の宮本裕向選手をどう見ていますか?

 非常に気持ちが強くて、運動能力も高いし、学習能力もすごく高い選手だと思っています。今はまだ体重も重くはないと思うんですけど、彼だったらどんどん大きくなっても華麗な空中殺法とかできると思うんで、体重を増やして身体を鍛えてチャンピオンらしい“不動のチャンピオン”になってほしいですね。彼の運動能力なら必ずできると思うんで。すごい選手だと思ってますよ。

――ありがとうございました。

■大日本プロレス「大日本最侠タッグリーグ」
2月13日(金) 東京・後楽園ホール 開場17:30 開始18:30(18:20から最侠タッグリーグ選手入場式)

<メーンイベント 大日本最侠タッグリーグ Bブロック “13日の金曜日 檻と蛍光灯の生贄デスマッチ” 30分1本勝負>
宮本裕向、佐々木 貴
葛西 純、“黒天使”沼澤邪鬼

<セミファイナル 大日本最侠タッグリーグ タッグマッチ Aブロック 30分1本勝負>
関本大介、マンモス佐々木
伊東竜二、石川修司

<第5試合 大日本最侠タッグリーグ Bブロック タッグマッチ 30分1本勝負>
佐々木義人、石川晋也
井上勝正、星野勘九郎

<第4試合 メンズワールド 30分1本勝負>
MEN’Sテイオー、大石真翔、忍
怨霊、KUDO、佐藤悠己

<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
アブドーラ・小林、MASADA
シャドウWX、大橋 篤

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
大黒坊弁慶、クレイグ
谷口裕一、CHANGO

<第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
竹田誠志、木高イサミ
岡林裕二、河上隆一

【最侠タッグリーグ ルール】

 A・B2ブロック、各5チーム総当りリーグ戦で行い、各ブロック上位2チームが決勝トーナメントに進出。試合時間はすべて30分1本勝負。試合の勝ち点は、勝ち2点、負け0点、引き分け1点。

【試合形式について】
・通常ルール
・ハードコアルール
・デスマッチルール
のいずれかで行われ、試合スタイルは両チームの了解を持って協議・決定する。また最侠タッグリーグでのハードコアマッチのルールは、凶器およびパイプイス・テーブルなどの凶器使用が認められるのに加えてロープエスケープ、ロープブレーク、場外カウントなどは通常ルール同様適用され認められる(デスマッチルールでは適用されない)。

 各ブロック上位2チームで行う決勝トーナメントはブロックの違う1位と2位がタスキがけで対戦し、勝者が決勝戦へと進む。

【出場チーム】
・Aブロック
関本大介&マンモス佐々木
シャドウWX&ジ・ウィンガー
伊東竜二&石川修司
アブドーラ・小林&MASADA
岡林裕二&大橋 篤

・Bブロック
宮本裕向&佐々木 貴
葛西 純&“黒天使”沼澤邪鬼
佐々木義人&石川晋也
井上勝正&星野勘九郎
竹田誠志&木高イサミ

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