石川がムエタイ現役ランカーを完全KO=全日本キック
石川(左)がタイ人を撃破。大みそかの大会への出場を今年の目標に定めた 【スポーツナビ】
石川、大みそか出撃宣言
真弘(右)もムエタイ戦士をTKO葬 【スポーツナビ】
第3ラウンド序盤、石川が飛びヒザ蹴りを放つと、これがスアフワンレックの顔面を直撃。石川は相手がよろめいたところを見逃さず、そのまま追撃の左右パンチをまとめてダウンを奪取! 横倒しとなったスアフワンレックは立ち上がることができず、石川のノックアウト勝ちが宣せられた。この電光石火の勝利にファンは立ち上がって歓喜し、全日本キックの09年はハッピーエンドの結末となった。
これで七番勝負を5勝2敗で乗り切った石川は、自信みなぎる表情で試合後、「今年は大みそか格闘技のリングに上がることが目標です。突っ走ります!」と宣言。実質Dynamite!!への出撃をファンの前で目標として掲げてみせた。
また、同じくタイ人キックボクサーを相手にダブルメーンイベントを務めた山本真弘は、第2ラウンドにカウンターの右フックを浴びせてダウンを奪うと、そのまま猛ラッシュ。これで鼻からの大量出血を誘い、見事TKO勝ちを収めた。山本は「まだこれからです。全日本キックをしょって立つようがんばります」とクールに語り、同団体を引っ張っていく決意を示した。
寺戸男泣き、瀧谷は悔し泣き
寺戸がバンタム級王座を獲得 【スポーツナビ】
判定が下ると瀧谷はリング上で悔し泣きを見せたが、最後まで戦い抜いた勇姿に会場から万雷の拍手が降り注いだ。一方の新王者も胸に去来するもがあるのか男泣き。そしてマイクを手にすると、「ほっとしました。もっとがんばって強くなりたい」とベルト獲得に慢心することなく強さを追求していくと誓った。
■全日本キックボクシング「New Year Kick Festival 2009」
1月4日(日) 東京・後楽園ホール
<ダブルメーンイベント 第7試合 石川直生・試練の七番勝負・第七戦 日本vsタイ 59kg契約 3分5R>
○石川直生(青春塾/全日本スーパー・フェザー級王者)
(3R59秒 KO)
●スアフワンレック・シービューガーデン(元WMC世界フェザー級王者/現ラジャダムナンスタジアム・フェザー級7位)
<ダブルメーンイベント 第6試合 日本vsタイ 59kg契約 3分5R>
○山本真弘(藤原ジム/全日本フェザー級王者)
(2R1分58秒 TKO ※ドクターストップ)
●ペットエーク・ソー.スワンパクディー(タイ/元ラジャダムナンスタジアム・スーパー・バンタム級王者/元BBTVスタジアム・フェザー級王者)
<第5試合 第24代・全日本バンタム級王座決定戦 3分5R・延長1R>
○寺戸伸近
(5R判定3−0 ※50−46、50−47、49−47)
●瀧谷渉太
※寺戸が第24代・全日本バンタム級王者に
<第4試合 全日本ミドル級ランキング戦 サドンデスマッチ3分3R・延長1R>
○貴之ウィラサクレック(WSRフェアテックス/全日本ミドル級2位)
(3R判定3−0 ※3者とも30−27)
●CRAZY884(クレイジージム)
<第3試合 60kg契約 サドンデスマッチ3分3R・延長1R>
○藤牧孝仁(はまっこムエタイジム/全日本ライト級2位)
(延長R判定2−1 ※10−9、9−10、10−9)
●大高一郎(STRUGGLE/全日本スーパー・フェザー級2位)
<第2試合 全日本バンタム級王座決定トーナメント・準決勝 サドンデスマッチ3分3R・延長1R>
○寺戸伸近(青春塾/全日本バンタム級1位)
(3R判定3−0 ※3者とも30−25)
●那須儀治(WSK/興気塾/全日本バンタム級5位)
<第1試合 全日本バンタム級王座決定トーナメント・準決勝 サドンデスマッチ3分3R・延長1R>
●割澤 誠(AJジム/全日本バンタム級2位)
(3R判定3−0 ※29−28、30−28、29−27)
○瀧谷渉太(WSK/桜塾/全日本バンタム級4位)
【オープニングファイト】
<全日本バンタム級王座決定トーナメント・リザーブファイト サドンデスマッチ3分3R・延長1R>
○水原浩章(光ジム/全日本バンタム級6位)
(3R判定3−0 ※30−27、30−27、30−28)
●原岡武志(STRUGGLE)
<オープニングファイト第2試合 フェザー級 3分3R>
△上杉隼土(超越塾)
(3R判定ドロー ※30−30、30−29、30−30)
△小山泰明(建武館)
<オープニングファイト第1試合 ウェルター級 3分3R>
●押田伸之(はまっこムエタイジム)
(3R判定3−0 ※3者とも29−28)
○小山佑介(STRUGGLE)
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ