時は来た!バダ・ハリ、K-1変革へ準備万端=前々日会見

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セフォー、現役続行に意欲「引退はまだまだ」

「引退はまだまだ!」現役続行に強い意欲を見せたセフォー 【スポーツナビ】

 ホンマンと対戦するレイ・セフォーはここ数年の不振からささやかれる引退説について「まだまだ考えていない」と言ってのけ、現役続行に強い意欲を見せた。

 セフォーはかつてセーム・シュルトとの対戦(07年3月4日・横浜A)でシュルトからダウンを奪っているが、このことで長身選手に対する自信を深めていることもなく、ホンマン戦は「まったく別の試合だ。試合では何が起こるか予想が付かない」と気を引き締めていた。

■セフォー 「引退はまだまだ」

──ホンマン選手と試合が決まったときの感想は?

 とくにホンマンがどうってことじゃないけど「試合が決まった、がんばらなきゃな」と思ったよ。

──ホンマン選手の印象は?

 まだまだ成長過程の選手だと思うが、試合数をこなしてきている割にはあまり成長見られないな。

──ホンマン選手は開幕戦(9月27日・ソウルオリンピック第)バダ・ハリ選手からダウンを奪いました。

 タイミングよく攻撃が決まったんだろうけど、試合に勝つことはできなかった。別段すごいとか脅威とかっていうことはないね。

──セフォー選手はかつてホンマン選手と同じく長身のシュルト選手と戦ってダウンを奪っていますね。

 確かにホンマンよりもセームの方が動きが早いし戦いにくい。でもこれはまったく別の試合だ。
 試合では何が起こるか予想が付かない。気を抜かずに戦って、トーナメント本戦への返り咲きを狙いたい。

──最近不調のセフォー選手には引退もささやかれています。

 確かに引退の話題はよく耳にするよ。
 しかし俺はここで改めて言いたい。
 4年前、ピーター(・アーツ)が不調のとき、今の俺と同じように引退の話題がしょっちゅうあった。
 しかし今ピーターはかつてないほど選手として充実した時期を迎えている。
 人生には何が起きるか分からない。いいときがあれば悪いときもある。
 選手も皆さんと同じ人間だ。悪い時があるからこそ前へ進もうと努力していい選手になる。
 年齢を限界としてしまうよりも、がんばることが大切。
 自分は37歳だ。まだまだ自分にそう言い聞かせて前へ進もうと思っているから引退はまだまだ考えていないね。

マヌーフ、初来日の弟に勝利を約束

マヌーフは弟のモレノさん(左)に勝利のプレゼントを約束 【スポーツナビ】

 ポール・スロウィンスキーと対戦するメルヴィン・マヌーフは初来日の弟モレノさんと会見場に登場。
 母国オランダから遠路はるばる応援に訪れた兄弟に勝利のプレゼントを約束していた。

 マヌーフはDREAMではミドル級(84キロ以下)で活躍していることから、K−1ヘビー級では体格で不利と見られているが本人は自信満々。かつてのオランダ大会(07年6月23日・アムステルダムアリーナ)ではルスラン・カラエフからノックアウト勝利を収めた豪腕の爆発に自信をみなぎらせていた。

■マヌーフ 「体格差? 今さら気にしちゃいない」

──コンディションはいかがですか?

 いい感じだ。一生懸命練習もしてきたよ。いつものようなダイナミックな試合ができると思うから楽しみにしててくれ。

──スロウィンスキー選手の印象は?

 非常にいい選手だ。しかし俺は俺らしい試合をするだけ。

──スロウィンスキー選手は体格差を生かした戦法を用意しているようです。

 俺はヘビー級では軽くて慎重も低い方だけど今さら気にしちゃいないさ。レミー・ボンヤスキーとの試合も体格差があったけど戦うことができた。
 チームメートであるバダ・ハリとの練習でも対策しているしね。

──本戦は誰が優勝すると思いますか?

 そんなこと答えは分かってるだろ? もちろんバダ・ハリさ。

──弟さんは初来日ですか?

 そうだ。

──練習などを一緒にしている?

 実は俺よりも弟の方が先に格闘技を始めたんだ。
 弟は目を悪くしてしまって現役は引退したが、5試合くらいやっているよ。
 練習は一緒にやらないが、精神面や練習方法についてアドバイスはしてもらっている。

──どんな結果をプレゼントしたい?

 オランダでは試合をよく見に来てくれいるけど、弟にとっては初めての日本だ。せっかく遠くから来ているんだから負ける試合を見せるわけにはいかないわな。

■スロウィンスキー 「距離をうまく保ちながらリーチを生かした試合を」

──試合に向けてどんな準備をしてきましたか?

 今回の試合はリザーブファイトなのでマヌーフほか、GP本戦の誰とでも戦える準備をしてきました。

──マヌーフ選手の印象は?

 パワーがあってダイナミックな選手ですね。
 彼はヘビー級では慎重が低い方なので中に入るのが難しくなります。距離をうまく保ちながらリーチを生かした試合をしたいと考えています。

──前回の試合(9月27日・ソウルオリンピック第1体育館、レミー・ボンヤスキー戦)での敗因は?

 あの試合は今でも負けていないと思っている。
 小差の判定だった。今での「あの判定は間違いだ」と言ってくれる人もいる。
 しかしもう終わってしまったこと。もしレミーと再戦の機会があればその時はノックアウトで勝利したいと思います。

──そのレミーを優勝候補を予想する声も多いです。

 僕はピーター(・アーツ)が優勝すると思いますよ。
 今年の決勝大会は若く、経験の少ない選手が多いです。ピーター選手は経験値の高さを生かした賢い戦いで、勝ち上がっていくのではないいでしょうか。

ジマーマン「エロジマン」気に入っている

カメラを向けるとなぜか上半身裸になったジマーマン 【スポーツナビ】

 準決勝第2試合でテイシェイラと対戦するエロール・ジマーマンは、名前をもじって付けられた日本でのニックネーム「エロジマン」についても触れながらグランプリ制覇への意気込みを語った。

■ジマーマン 「エロの意味? なんとなく知っているよ」

──もうすぐ試合ですがリラックスしているみたいですね。

 試合の前には常にリラックスしているよ。今回も決勝大会の前だからといって緊張することもないしね。自分の試合を勝てる自信があるよ。

──いい練習ができている?

 過去最高にハードな練習をしてきたよ。

──何を重点的に練習してきた?

 特にこれというより、全体的に練習をしてきた。
 それと僕には「エロジマン」っていうニックネームが付いているそうだけど、とても気に入っているんだ。

──ニックネームの意味は知っている?

 なんとなく知っているよ。「エロ」という意味もね(笑)。

──何か自慢できることはある?

 試合に掛ける意気込み。これは誰にも負けない自信があるね。

──対戦相手のテイシェイラ選手の印象は?

 武蔵戦(開幕戦、9月27日・ソウルオリンピック第1体育館)を見たけど特に強い印象はないね。
 K−1での経験が少ない選手だけど、甘く見ることなく一生懸命戦うつもりさ。

──準決勝の対面ブロックからはピーター・アーツとバダ・ハリのどちらが勝ちあがってくると思う?

 アーツが勝ち上がってくるんじゃないかな。うまくすればノックアウト勝ちで。
 でもハリも若くて勢いのある選手だからね。今のうちに戦っておくのもいいかもしれない。
 どちらの選手が勝ち上がってきてもいい対戦相手であることには間違いないね。

──決勝戦で戦いたい相手は?

 グーカン・サキさ。

■サキ 「僕もスピードには自信がある」

──現在の心境は?

 準備は万端さ。いい形で試合を迎えられると思う。
 今日、明日の会見と試合当日が楽しみだよ。

──どんな準備をしてきましたか?

 開幕戦(9月27日・ソウルオリンピック第1体育館)の後2週間の休みをもらって、それからは週に6日の練習をしてきたよ。ジョギングやウエートトレーニングでスタミナを鍛えてきた。

──対戦相手のルスラン選手は「サキは僕のスピードについてこれないだろう」と言っています。

 確かにルスランはスピードのある選手だけど、僕もスピードには自信がある。自分から仕掛けていくつもりだし、1つの攻撃に対して3つの攻撃を返していけば十分勝てるんじゃないかな。

──準決勝の対面ブロックからはジェロム・レ・バンナとレミー・ボンヤスキー、どちらの選手が勝ち上がってくると思いますか?

 レミーじゃないかな。どちらもK−1では実績のある有名な選手だけど、どちらの選手が来ても勝てるだけの力を身につけてきているつもりだよ。

──以前、決勝戦の対戦希望選手にエロール・ジマーマンを挙げていました。

 今でもそう思っているよ。決勝戦は僕対ジマーマン。これが最高のカードだと思っている。

──母国(トルコ)での反応は?

 とても盛り上がっているよ。今回の決勝大会はもちろん、開幕戦に出場したときも大変な関心を集めていたからね。
 ニュースでも取り上げられるほどだよ。

■K−1 WORLD GP 2008 FINAL
12月6日(土)神奈川・横浜アリーナ 開場16:00、開始17:00

<第9試合 K−1 WORLD GP 2008 決勝 3分3R延長2R>
準決勝(1)の勝者
準決勝(2)の勝者

<第8試合 K−1 WORLD GP 2008 準決勝(2) 3分3R延長1R>
FINAL8(3)の勝者
FINAL8(4)の勝者

<第7試合 K−1 WORLD GP 2008 準決勝(1) 3分3R延長1R>
FINAL8(1)の勝者
FINAL8(2)の勝者

<第6試合 K−1 WORLD GP 2008リザーブファイト 3分3R延長2R>
ポール・スロウィンスキー(オーストラリア/チーム ミスターパーフェクト)
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/マイクス ジム)

<第5試合 K−1 WORLD GP 2008リザーブファイト 3分3R延長2R>
チェ・ホンマン(韓国/フリー)
レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォー ファイトアカデミー)

<第4試合 K−1 WORLD GP 2008 FINAL8(4) 3分3R延長1R>
レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム ボンヤスキー)
ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream team)

<第3試合 K−1 WORLD GP 2008 FINAL8(3) 3分3R延長1R>
グーカン・サキ(トルコ/チーム・レベル)
ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)

<第2試合 K−1 WORLD GP 2008 FINAL8(2) 3分3R延長1R>
エロール・ジマーマン(スリナム/ゴールデン・グローリー)
エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館)

<第1試合 K−1 WORLD GP 2008 FINAL8(1) 3分3R延長1R>
ピーター・アーツ(オランダ/チームアーツ)
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)

<オープニングファイト(2)K−1ルール 3分3R>
野田 貢(日本/シルバーアックス)
高萩ツトム(日本/チームドラゴン)

<オープニングファイト(1)K−1ルール 3分3R>
タケル(日本/正道会館)
洪太星(日本/極真会館)

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