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谷川氏が総括「世界1位と2位は日本人2人だと証明した」=K-1MAX
魔裟斗vs.佐藤戦のジャッジについて角田レフェリーが説明
谷川イベントプロデューサーが大会を総括「素晴らしい大会だった」
谷川イベントプロデューサーが大会を総括「素晴らしい大会だった」【佐々木亜希】

 2008年のK−1ワールドMAX世界王者決定戦、「K−1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL」が1日、東京・日本武道館で開催された。

 魔裟斗vs.佐藤嘉洋による日本人頂上決戦で幕を開けたトーナメントは、魔裟斗が2試合で合計8Rの激戦を勝ち抜き、5年ぶりの世界王座奪回でフィナーレ。谷川貞治K−1イベントプロデューサーは大会終了後、「本当に素晴らしく、ここ数年の格闘技で一番感動した試合でした」と絶賛し、魔裟斗vs.佐藤の死闘に関しては「世界の1位と2位は日本人2人だって言うのを証明したと思います」と総括を語った。


 また、魔裟斗vs.佐藤で混乱を招いた試合ジャッジに関して、レフェリーでもある角田信朗K−1競技統括プロデューサーが見解、説明を語った。

魔裟斗選手は本当に努力で勝ったと思います

谷川プロデューサーは魔裟斗vs.佐藤の日本人頂上決戦を絶賛
谷川プロデューサーは魔裟斗vs.佐藤の日本人頂上決戦を絶賛【t.SAKUMA】

谷川プロデューサー みなさん長々とありがとうございました。本当に素晴らしく、ここ数年の格闘技で一番感動した試合でしたし、イベントだったと思います。つくづく思うのは1日2試合でよかった。3試合だったら魔裟斗選手、死んじゃいますよ。なにしろハートの強さにつきると思います。魔裟斗選手はいつも肉を切らして骨を絶つという試合をするんですけど、キシェンコ戦だってローキックに徹してくれればもっと楽に勝てると思うのにって、僕が止めたいくらいな、これ以上いいっていうような、そういう試合だったと思います。


 そして佐藤くんも本当に素晴らしいですね。本当に強かった。世界の1位と2位は日本人2人だって言うのを証明したと思います。あと僕個人は判定はすべてにおいてフェアだったと思います。今はとにかく早く休ませたいなという感じです。


 魔裟斗選手は、リング上でも言っていたことですが、僕も才能に関して言えば小比類巻選手とか佐藤選手の方があると思いますし、魔裟斗選手は本当に努力で勝ったと思います。素晴らしい試合で素晴らしい大会になって、お客さんもたくさん入って良かったです。ありがとごうざいました。

角田レフェリー「一度10−8になっても、さきの展開で差が縮まることもある」

魔裟斗vs.佐藤戦でのジャッジについて、角田レフェリーが説明
魔裟斗vs.佐藤戦でのジャッジについて、角田レフェリーが説明【佐々木亜希】

角田レフェリー 魔裟斗選手と佐藤選手の試合後に混乱があったことについて、試合のジャッジ含めて、何が起きたのかをお話したいと思います。


 K−1のジャッジでは、3Rの中で完全決着をつけることになっています。ラウンドをコントロールしたり、試合をコントロールしたら10−9というスコアリングがつきます。わずかな差と見たジャッジは10−9をつけない場合もあります。ジャッジの見解は統一されています。


 1Rがイーブン、2Rは魔裟斗選手がリードと判断したジャッジがいた。3R目、魔裟斗選手がダウンしました。ダウンした場合は2ポイントの差がつきます。ダウンは、攻撃、ダメージを受けてのダウンと、フラッシュダウンといわれるダウンがあります。この判断はジャッジです。ジャッジが判断します。3R、魔裟斗選手がダウンした時点では、10−8のスコアリングがついています。ここまでは統一されています。そこから魔裟斗選手が挽回したと2名のジャッジが評価しています。よって、10−8がついたスコアリングに、挽回を支持して佐藤選手から1点マイナスにする。9−8というスコアをつけたジャッジが2名います。1名は支持せずに29−28で1名、28−28でドローというジャッジが2名。それがこの試合のジャッジの中身です。


 混乱をまねいた原因のひとつとして、MCのボンバー森尾氏が読み上げに時間を要したことがあらぬ誤解をまねいたのではないかと思います。ボンバー氏に確認したところ、ジャッジの内容確認をしたためにあの間があいたということですが、それでもよくない混乱をまねいた要因ではないかと思います。


 ご理解いただきたいのは、ジャッジが一度10−8になっても、さきの展開で差が縮まることもあるということです。そこはジャッジの判断にゆだねられます。だからジャッジは3名います。9−8というのは、佐藤選手がダウンを奪ったマイナス2も生きている。魔裟斗選手が挽回したというのも中身に生きている。そうすると、30−30というジャッジの結果が出るのと、28−28でドローというのとでは全然違うと思います。


 オフィシャルルールにあった、ラウンドで必ず優勢の選手が10−9がつくという表記は訂正したいと思います。ダウンを獲った後も圧倒的に追い込めば10−7がつくということもあります。


 K−1のジャッジはこのようなことが起こりうるということを選手自身も、マスコミの皆さんも、そしてファンの皆さんにも深く理解していただきたいと思います。そのためにも我々は、今後もサイトでQ&Aのコーナーを設けたりしてより深く理解していただくように努めていきますので、世紀の祭典で延長戦に突入した理由をご理解いただきたいと思います。

佐々木亜希

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