吉田道場の中村、秋山よりも自分の戦い「やるときが来ればやる」=9.28戦極
戦極ミドル級GPに出場する中村は秋山発言にも心乱すことなく自身の試合に集中 【佐々木亜希】
理学療法士の岩舘正了氏による指導のもと、報道陣の前でバランスボールを用いた調整を行った中村。2006年大晦日のマウリシオ・ショーグン戦で左ひざを負傷した後、岩舘氏のもとでリハビリテーションに励んだという。完治した後も氏を信頼し、現在まで体幹トレーニングを実施。「パンチのキレや、頭で思った指令を体に伝えるスピードが早くなった」と効果を語った。
秋山よりも気になるのは第一子の誕生
中村(右)はバランスボールを使って公開“調整” 【佐々木亜希】
しかし、マイペースを貫く構えの中村でも「メチャ気になる」のが、第一子の予定日と地上波中継の存在だ。予定日は16日だったが、わが子は「まだ出てこない」ため、このままだと試合当日とぶつかる可能性も高い。「嫁がいるからとか、子供が生まれるからとか、そんな理由でリングには上がってないけど、気持ちの助けになってるのは確かですね」。子供は男の子だったら源(げん)ちゃん、女の子だったら希帆(きほ)ちゃんと、すでに名前も決めてある。準備に抜かりはない。
三崎の存在も見据えて……「やりづらい相手」
ミドル級GPの先には、三崎和雄の存在を見据えている中村。「アメリカでの試合は見ました。もしやるとしたら、やりづらい相手ですよね。すごく足を使う人なんで、どこで機をつくか。正攻法で行こうと思うと外すし」と、すでに三崎対策も頭に描き始めている。
世間に訴えかける戦いを見せ、注目される存在になるためにも、三崎和雄戦にたどりつくためにも、まずは次戦に集中。中村和裕がミドル級転向第一戦となるポール・カフーン戦で、勝利を狙う。
戦極〜第五陣〜
<第8試合 ライトヘビー級>
杉浦 貴(プロレスリング・ノア)
シャンジ・ヒベイロ(グレイシー・ウマイタ/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ)
<第7試合 ヘビー級>
トラビス・ビュー(エリート・パフォーマンス)
未定
<第6試合 ミドル級グランプリシリーズ2008>
近藤有己(パンクラスism)
佐々木有生(GRABAKA)
<第5試合 ミドル級グランプリシリーズ2008>
中村和裕(吉田道場)
ポール・カフーン(ゴールデン・グローリーUK)
<第4試合 ミドル級グランプリシリーズ2008>
ジョルジ・サンチアゴ(アメリカントップチーム)
ローガン・クラーク(ミネソタ・マーシャルアーツアカデミー)
<第3試合 ミドル級グランプリシリーズ2008>
エヴァンゲリスタ・サイボーグ(シュートボクセアカデミー)
シアー・バハドゥルザダ(ゴールデングローリー)
<第2試合 ライト級>
國奥麒樹真(フリー)
クォン・アソル(スピリットMC/木浦プライド)
<第1試合 ライト級>
ライアン・シュルツ(チームクエスト)
ホルヘ・マスヴィダル(アメリカントップチーム)
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