ユタカ魅せた、サブちゃん3度目の涙……キタサンブラック完ぺき逃走でJC完勝
ブラックGI・3勝目、武豊はJC史上最多4勝目
武豊&キタサンブラックが逃げ切り快勝でジャパンカップを制覇 【写真:中原義史】
キタサンブラックは今回の勝利でJRA通算13戦8勝。重賞は2015年GI菊花賞、同年GIIスプリングステークス、同年GIIセントライト記念、16年GI天皇賞・春、同年GII京都大賞典に続き6勝目。武豊は史上最多となるジャパンカップ4勝目、清水久詞調教師は同レース初勝利となった。
オーナーは演歌歌手の北島三郎さん、キタサンブラックはGI通算3勝目となった 【写真:中原義史】
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「涙がボロボロとこぼれました」
「♪これが日本の〜、競馬だよ〜」
8万観衆の手拍子の中、そう歌い上げた北島さん。その歌声には、菊花賞、天皇賞・春とはまた違った“万感の想い”が込められていた。
サブちゃん(左)が今度は府中で「まつり」の歌声を響かせた 【写真:中原義史】
8月末に自宅で転倒し頸椎症性脊髄症の治療のため入院。手術も受けて無事に退院したが、今も体調は決して万全ではないという。しかし、「キタサンブラックで勝って快気祝いを送ります」という武豊の言葉に元気づけられ、それがこの日、現実のものとなった。
「泣きました。涙がボロボロとこぼれました。こんなに嬉しいことはない。もう明日にはすっかり元気になって歩けるんじゃないかと思う。本当にすごく元気になりましたよ!」