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ユタカ魅せた、サブちゃん3度目の涙……
キタサンブラック完ぺき逃走でJC完勝

年度代表馬を目指し次はクリスマス有馬記念

GI・4勝目、年度代表馬を目指して次は有馬記念だ
GI・4勝目、年度代表馬を目指して次は有馬記念だ【写真:中原義史】

 これで天皇賞・春に続き今シーズンはGI・2勝目。次走に予定されている有馬記念(12月25日、中山2500メートル芝)をも制すれば、当然、年度代表馬の座もグッと近づいてくる。菊花賞や天皇賞・春後は次戦に向けて慎重な口ぶりだった北島オーナーも、さすがに今回は熱のこもった言葉でこう続けた。


「こんなに素晴らしい馬と出会い、素晴らしい騎手と出会い、素晴らしい調教師と出会い、自分の子供のような存在がこんなに素晴らしい賞をいただいた。ブラックには『本当にありがとう』って、鼻筋をなでながら伝えました。そして、ここまで来たら今年の最後、なんとか頑張ってもらいたいですね。武さんも次も良かったら……イヤだとは言わせないよ(笑)」


 公開で騎乗依頼を受けた武豊の答えはもちろん「ぜひ乗せていただきたいと思います」。そして、オーナーに負けない熱意で有馬記念への意気込みを語った。


「今年キタサンブラックとコンビを組ませてもらって、僕の中では本当に大きな存在の馬になりました。その馬で1年を締めくくる有馬に勝つことがどれだけ大きなことなのか、今すでに感じています」

凱旋門賞挑戦へ武豊も猛烈プッシュ

有馬記念も制すれば、夢は海外へと広がる
有馬記念も制すれば、夢は海外へと広がる【写真:中原義史】

 現役最強馬として挑むクリスマス決戦。最高の1年の締めくくりとする舞台というだけではなく、ここは新たなキタサンブラック物語の始まりとなる可能性もある。海外メディアから寄せられた、来年以降の海外レース挑戦について、清水調教師は迷うことなくこう答えた。


「今のところ今年いっぱいで引退するという話は聞いていませんので、海外挑戦についても前向きにオーナーと相談したいですね。もちろん、ドバイ、凱旋門賞と大いに関心があります。経験豊富なユタカさんとも相談して考えていきたい」


 この言葉を受けた武豊も、キタサンブラックとの海外挑戦に大きな希望を抱いている。


「当然、意識します。今日の勝ちっぷりがすごく良かったので、当然……どうしても海外のことを思ってしまいますよね。北島オーナーだったらちゃんと乗せてくれると思うので(笑)、安心して“行きましょう!”と言えますね」


 海外挑戦に関する質問を受けたとき、スケジュールの都合上、北島オーナーが不在だったため、あくまでトレーナーとジョッキーの希望という形にはなるが、有馬記念も快勝するようならば、サブちゃんもきっと海外挑戦を前向きに考えてくれるはずだ。


「キタサンブラックには大きな夢と希望をいっぱいもらった」(北島オーナー)


 今以上のさらに大きな夢と希望――それは有馬記念、そして海外へと続いている。


(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)

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