【UFC】タイトル再挑戦への道を突き進む堀口
UFCタイトル再挑戦へ負けられない一戦に臨む堀口恭司 【(c)Zuffa.LLC/(c)gettyimages】
ジョンソンに雪辱を果たしベルトを獲得する
対戦相手のバガウティノフ(ダゲスタン)は元サンボチャンピオン、打撃にも威力のある強敵だ。堀口は「グラウンドの選手でパワーもあると思うが、相手に試合をさせず、自分の試合をしていきたい」と語っている。
堀口はUFC戦績8勝1敗、唯一の敗戦は2015年4月の「UFC186」で王者デメトリアス・ジョンソン(米国)に喫したものだ。もちろん堀口の目標はジョンソンに雪辱を果たし、ベルトを獲得すること。バガウティノフを下せば、堀口は再びタイトル挑戦者の1人として大きく台頭することになる。本人も「ここは絶対に勝たないといけない。しっかり勝ちにいきます。最近ノックアウト勝ちができていないので、倒して勝ちます!」と力強く語っている。
夜叉坊はロボブの「写真の映り」にダメだし
試合だけでなくマイクアピールでも人気上昇中の石原“夜叉坊” 【(c)Zuffa.LLC/(c)gettyimages】
石原は前回、8月のUFCファイトナイト・ソルトレイクシティーでホラシオ・グティエレス(メキシコ)にノックアウト勝ちを収め、 パフォーマンスボーナスを獲得。その確かな試合ぶりに加え、お得意の「アイ・ラブ・マイ・ビッチズ」のタッグラインに、親孝行なマイクアピールを添えて人気上昇中だ。米国のMMAメディアの一部では、秋山成勲の愛称“セクシヤマ”を継承したと思われる“セクシハラ”のニックネームも自然発生している。
石原にロボブはどんな選手であると分析しているかと尋ねたところ、石原は「まずは写真の映り方から勉強して出直せ」とだけ語ってくれた。筆者がロボブの写真をネット検索してみたところ、どれもこれも仏頂面でおもしろみに欠けた表情をしていることは確かであった。
MMAを始めたきっかけを問うと、「何で何度もそういうことを聞くのか。モテたいからに決まっているやないですか。モテたいという理由が全てにつながるではないですか」と石原。モテるために格好をつけ、モテるために稼ぐ。その結果として、やがて人間としての成長も全てが手に入るではないかという哲学だ。
今回の試合に勝てばランキング入りも見えてくると思われる石原。今後のUFC征服計画について質問すると、「今、アジアでナンバーワンはチェ・ドゥホやと思う。ルックスも完璧。オレがアジアで一番になるって言うたん、覚えてますか。これはやらないといけませんね(笑)」と、実に楽しみなプランを明かしてくれた。「世界が1人の日本人に騒ぎ始めるさまを見ていてほしい」と語る石原。セクシハラがアイリッシュレディをしびれさせる様子を、入場から試合後のインタビューまで、一瞬たりとも見逃すな!
アジア最強の座を狙う夜叉坊はチェ・ドゥホに照準を絞った 【(c)Zuffa.LLC/(c)gettyimages】