学生3大駅伝がスタート 東京五輪世代のランナー達に注目

石井安里

1年生にも注目 強力世代が駅伝デビュー

有力選手が多数入学した東海大では、關颯人(写真)が上級生並みの実力を発揮している 【写真:アフロスポーツ】

 今年はトラックシーズンから、1年生の活躍が目覚ましい。有力選手が多数入学した東海大のなかでは、關(せき)颯人と鬼塚翔太がすでに上級生並みの実力を発揮している。7月にポーランドで行われたU20(20歳未満)世界選手権の10000メートルでは、關が9位、鬼塚が13位と健闘した。2人は3大駅伝でも主要区間に抜擢されるかもしれない。
 好調の新迫志希(早稲田大)も、日本インカレ5000メートルで4位に入賞。早稲田大は上級生が主力を占めていることから、新迫が3大駅伝で主要区間に起用される可能性は低いが、つなぎ区間ならば区間賞争いに加わりそうだ。

 このほか、館沢亨次、阪口竜平、羽生拓矢(以上、東海大)、鈴木塁人(青山学院大)、今西駿介、渡辺奏太、中村駆(以上、東洋大)、太田智樹(早稲田大)、横川巧、高砂大地(ともに中央学院大)、阿部弘輝、中島大就(ともに明治大)ら、高校時代から実績のある選手たちがそろう。
 明治大勢以外、ここまでに挙げた13人は、出雲駅伝にエントリーされた。距離の短い出雲ならば、区間賞や区間上位も、上級生と互角に戦うことも可能だろう。

 リオ五輪に出場した早稲田大OBの大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)、東洋大OBの設楽悠太(Honda)ら社会人3年目の選手たちも、かつて学生時代には最強世代といわれ、ルーキーイヤーから存在感を示してきた。今年の1年生にも、同等の活躍が望める。
 これから世界へ羽ばたくエースの快走、次代を担う新星の誕生――話題は豊富で、楽しみな駅伝シーズンになる。

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著者プロフィール

静岡県出身。東洋大学社会学部在学中から、陸上競技専門誌に執筆を始める。卒業後8年間、大学勤務の傍ら陸上競技の執筆活動を続けた後、フリーライターに。中学生から社会人まで各世代の選手の取材、記録・データ関係記事を執筆。著書に『魂の走り』(埼玉新聞社)

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