イチローと同世代の選手を比較すると? ジーター、ヘルトンらモンスターぞろい

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 6月15日(現地時間)のパドレス戦で、日米通算でピート・ローズを超える4257安打を放ったマーリンズのイチロー。“日米通算”ということで両国内でさまざまな議論がなされたが、8月7日のロッキーズ戦では、MLB通算3000安打を達成し、大きなマイルストーンに到達した。イチローを含めわずか30人しか到達していない偉業となる。そんなイチローと同じ時代には、MLBを席巻したスターたちも少なくない。日本が誇るヒットマンと同世代の選手を比較し、イチローの偉業を再確認するとともに、“イチロー世代”の活躍にスポットを当てる。

1973年生まれのイチロー

※コローンの2010年は所属チームなし 【スタッツ・ジャパン株式会社】

 イチローの誕生した1973年は日本でいえば「第2次ベビーブーム」。約209万人もの“団塊ジュニア”がこの世に生を受けた。日本球界では三冠王に輝いた松中信彦(福岡ソフトバンク)や、セパ両リーグでMVPに輝いた小笠原道大(北海道日本ハム、巨人ほか)、通算2000安打、400本塁打を記録した中村紀洋(近鉄、中日ほか)らそうそうたるメンバーが名前を連ねる。

 この傾向はMLBでも同様で、73年生まれには名選手が数多く存在する。イチローと同タイプの選手では、2769安打を放ち、レッドソックス、ヤンキースなどで活躍したジョニー・デーモン。109本の三塁打は突出した数字である。

 通算2519安打を放ったトッド・ヘルトンは17年間ロッキーズ一筋でプレー。史上初の10年連続35二塁打を記録するなど、中心選手として活躍し、「背番号17」はロッキーズの選手として初めての永久欠番に指定されている。

 また投手では、9球団を渡り歩き200勝以上を挙げている現役最年長投手バートロ・コローン(メッツ)が健在。今シーズンもすでに2桁勝利をマークするなど、ローテーションの柱として活躍している。

 72年から74年の3年間で見ても、デレク・ジーター(元ヤンキース)、マニー・ラミレス(元レッドソックスほか)、ギャレット・アンダーソン(元エンゼルスほか)、チッパー・ジョーンズ(元ブレーブス)ら、個性豊かな強打者が数多く存在する。
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