銅メダルの星「今回が一番幸せな五輪」 200mバタフライ決勝後コメント

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 リオデジャネイロ五輪の競泳は現地時間10日、女子200メートルバタフライ決勝が行われ、星奈津美(ミズノ)は2分5秒20で3位に入り、2大会連続となる銅メダルを獲得した。

 昨夏の世界選手権の金メダリストとして挑んだ今大会。星は前日の準決勝を全体4位で通過すると、決勝でも積極的に攻め結果を残した。

 以下、レース後の星のコメント。

2度目の銅「今回の方がすごく重い」

2大会連続となる銅メダルを獲得し、笑顔を見せる星奈津美 【写真:中西祐介/アフロスポーツ】

 悔しいっていう気持ちはあまりなくて、3番に入れて素直にすごくほっとしています。ここまで(師事する平井伯昌)監督と海外に出てから、特に毎日五輪のことを考えて生活していたような感じでした。今日もこの日を迎えて、最後はキックも出なくて、足も腕も上がらないというところまで出し切ったので、本当によかったです。

(最後3人の競り合いは想定していた?)前半から置いていかれないようについていけばラストで競れるかなと考えていました。正直、隣のベルモンテ(ガルシア)選手しか見えてなかったですけれど、そこで競っているのは分かっていたので、2番か3番に入ったのかなと思ってタッチしました。ターンをして最後の50メートルの時は「まだいけるかな」というのがあったので、抜かそうと思ったんですけれど、ラスト10メートルくらいでバテたというか、腕が上がらなかったくらいなので。逆にそこまで出し切れたという感じです。

(レース前、平井コーチにはどう送られた?)最後は「結果にこだわらずにやることを全部しっかりやって、力をすべて出し切ってこい」と。たぶん私が金メダルとか、プレッシャーを感じないようにだと思うのですが、言ってくださって。「去年の世界水泳の時みたいに、最初の3ストロークをゆっくり」と準決勝の時に言われて、私は倍の6ストロークくらいゆっくりやってしまって(笑)。「たぶん君の場合は倍かかるから、決勝は1ストロークだけゆっくりいこう」というような、ちょっとリラックスできるような指示もくれました。

(昨夏の世界水泳で金メダル取ってからの1年間はどうだった?)自分が思っていた以上に五輪の内定を早くもらい、正直苦しかった時もありました。モチベーションを保つことの難しさがありました。去年自己ベストとか、良いタイムで勝てたわけではなかったので、自分の中ではもう一度、(2分)4秒台を出せるようにという気持ちでいました。(それによって)トレーニングでもモチベーションが保てたと思います。今回も(自己ベストには)届かなかったのですが、去年よりもタイムを上げられましたし、2大会続けてメダルを取れたのはよかったと思います。

(ロンドンの銅メダルと比べると)今年の方が重い感じがします。去年の結果もあると思いますし、4年前に1回取っていることもあって、4年前よりは気持ちの面で気楽でないところがあったと思うので、今回の方がすごく重いです。

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