【全日本】諏訪魔、半年ぶり復帰戦黒星も完全復活宣言 秋山は三冠前哨戦で王者・宮原に完勝
半年ぶりの復帰戦で完敗した諏訪魔だが完全復活を宣言 【横田修平】
諏訪魔は今年の1.2後楽園大会で秋山準から三冠ヘビー級王座を奪取。しかし、その代償として右アキレス腱完全断裂の重傷を負い、王座を返上して治療にあたっていた。
復帰早々、巨体・石川とど迫力ファイト
【横田修平】
「痛いけど面白かった」と闘志が再燃
【横田修平】
スターネスダストで王者を粉砕
【横田修平】
宮原はもう一人の若き王者・竹下がリングインすると、背中を向けてシューズを直すなど、他団体ながらライバル心むき出し。竹下の打点の高いドロップキックにフロントキックで反撃するなど、この団体のチャンピオンだというプライドをギラつかせる。秋山には低空ドロップキック2連弾でヒザを破壊しにかかるも、秋山はモノともせずにカウンターのジャンピングニーを繰り出すと、宮原も後頭部へのニーからヒザ蹴りを連発。だが、必殺のシャトダウン式ジャーマンスープレックスを狙おうとしたところ、秋山が振り切り、すかさず顔面にカウンターのニーを発射。さらにランニングニーからのスターネスダストで王者を粉砕した。
【横田修平】
一方、敗れた宮原は両肩を担がれ退場。両者の明暗がクッキリと分かれた。
世界ジュニア防衛の光留に高尾が挑戦表明
【横田修平】
これまで新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王座、プロレスリング・ノアのGHCジュニアヘビー級王座を獲得し、メジャー3団体制覇を目指す高岩は、強烈なチョップの威力で佐藤を圧倒。さらに垂直落下式ブレーンバスター、串刺しラリアット、3発にも及ぶデスバレーボムに加え、ショートレンジラリアットをぶち込んでいく。なおも、代名詞ともいえるもちつきパワーボムを繰り出すが、1発目を食らった直後に佐藤が腕をつかむと、足取り腕ひしぎ逆十字固めで大逆転勝利。辛くもベルトを守り抜いた。
休む間もなく、新たな敵としてリングに現れたのは高尾。この日の第2試合で元チームドリフの盟友・石井慧介からピンフォールを奪い、「解散してシングルプレーヤーとして上に行く」と決意を新たにした高尾は、さっそく王者に「光留さん、挑戦受けてください」と直訴。これに対し、佐藤は怒るどころか「今の試合を見て、オレと試合をしたいだなんて、君はとんだ変態野郎だよ。オレは変態が大好きなんだ。もちろん、受けて立つよ」とその場で受諾。かつてはメイド服姿で入場し、中澤マイケルと「変態團」を結成していた自身の過去の称号を、DDTの若きホープに与えた。すると高尾も「この変態の挑戦、受けてくれてありがとうございます!」と笑顔で大喜び。両者のタイトルマッチが決定的となった。
南野が極悪ファイトで中島の“アモーレ”強奪
【横田修平】
中島は前回6.15後楽園大会で田村和宏からベルトを奪い返し、ベルトならぬアモーレに優しく口付けをかわすも、直後に南野が乱入。中島のアモーレを奪い取り、ベロチューをかまして陵辱しまくった。
この日も南野は極悪ファイト前回。まずはゴング直後に握手を求めると見せかけて奇襲攻撃をかまし、手に噛み付くと、リング下から金具を持ち出して隠し持ち、レフェリーの目をあざむいてチョーク攻撃。さらに中島をロープに逆さ吊りにして急所を踏み付けると、場外で鉄柵に振り、場外マット上へボディースラム。リングに戻して顔面を踏みつけ、チョップ合戦から南野がブレーンバスター。中島もプランチャ、トペスイシーダ、卍固めなどで食い下がり、ハイキック、ジャーマンスープレックスとたたみかけるが、南野はボンバー斉藤レフェリーを巻き込み、失神させる。直後に中島のジャーマンが完璧に決まるが、レフェリー不在でノーカウント。
ピンチを乗り切った南野は、レフェリーのブラインドを突いて中島に急所攻撃を打ち込むと、横入り式エビ固めで丸め込み、ロープに足をかけた状態でフォール。まだ意識もうろうとしていたレフェリーが、これに気づかず、3カウントを叩いてしまったため、王座移動となった。
南野は「アモーレちゃん、今夜はゆっくり愛し合おうぜ」とベルトを抱き寄せ、中島に見せ付けると、「おまえ、かわいそうだから、得意なリマッチ受けてやるよ」と、情けをかける余裕も。浮かれ気分でアモーレを撫で回す南野に対し、いとしい恋人を失った中島は「アモーレ、アモーレ」とつぶやきながら、焦点の合わない目で控室中をさまよっていた。
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