中邑真輔 渡米直前単独インタビュー「自分と一緒に冒険を楽しんで欲しい」
4月1日のWWEデビュー戦に向け、渡米前の中邑に単独インタビューを行った 【スポーツナビ】
新天地への準備真っ最中という中邑に単独インタビュー。現在の心境などを聞いてみた。
コスチューム、入場曲もイメージに近づいてきた
2月22日の会見でWWE正式入団を発表し、渡米に向けての準備をしていると話す中邑 【スポーツナビ】
しっかりオフが取れるから、体が回復してくれてありがたいですね。
――新日本では年間スケジュールも詰まっていたと思いますが、長いオフを取るのは久しぶりですか?
どうでしょうかね? 新日本プロレスの年間スケジュールにおいては、G1が終わったら長い休み、お正月が終わったら長い休みがあるので、まとまった休みは取りやすいんですよね。
逆にWWEに行ってしまうと、ガチっとスケジュールが決まってしまうので、これまでオフの間にしていた世界遺産への旅、『世界の車窓から』のような旅はしずらいかなと……。これはやばいぞと思っていますけど、でもそれもチャレンジだと思っていますね(笑)。
――現在はどんな準備をされていますか?
引っ越しの準備をしているぐらいですね。あとは、コスチュームの制作とか、入場曲とかはずっと打ち合わせをしています。現地の人間とすり合わせながらイメージをだんだん近づけていく作業を、向こうからしたら毎晩毎晩、僕からしたら毎朝毎朝、連絡を取っていますよ。コスチュームに関しては自分で作るので、思い通りにできるんで。あ、だからと言って、僕がミシンを使うわけではないですよ。
英語のレベルは「2歳児ぐらい」!?
コスチュームや入場曲はイメージに近づいてきたと話す 【横田修平】
そうですね。(決まってから)「まだ1カ月もあるわ」と思っていたら、もうそんなにない状況になっていますね。だから、早く引っ越しの作業を終わらせないとと思っているぐらいです。
――会見の時は、日常会話は問題ないという話はしていましたが?
そうですね。2歳児ぐらいの英語は話せると思いますからね(笑)。プロレスラーって基本言語は英語なんですよ。
――それはメキシコなどの国でもそうなんですか?
そうですね。だからいろいろな外国人選手が新日本プロレスや日本のプロレス界にいましたが、誰一人、日本語をしゃべってないでしょ? 何十年もいるのにですよ! スコット・ノートンなんて何十年もいたのに、「ビール下さい」と「暑い」しか知らないんですから(笑)。
まあ、日本のプロレスは米国から来ていますから。ベーシックは英語というところなんですよね。プロレスラーの醍醐味は「鞄一つで世界中」というところがあるんで、世界に出て日本語しかしゃべりませんというのは、話にならないですね。それはレスラーだったら、ある程度取得しないといけないものです。
――そこは意識せずとも、身についていると?
あと僕は、日本人レスラーとつるむことが少なくて、ロス道場時代から、別にそうせざるを得なかったこともあるし。日本に来る外国人選手だったり、やっぱり世界への好奇心があったから、コミュニケーションを取って、国の文化や人となりを知るように喋っていました。