“SAKURA NEXT”ならではの思い入れ C大阪U-23の背番号にまつわるストーリー

前田敏勝
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“SAKURA NEXT”がいよいよ始動

C大阪でも秋田でも36番をつけてプレーし、今季も番号は変わらない米澤 【(C)J.LEAGUE PHOTOS】

 今季から始まった新たな試み。「世界に通じる選手の継続的育成」を目的とした、“SAKURA NEXT”と称されるセレッソ大阪U−23チームがいよいよ始動する。育成型クラブを標ぼうするなかで、近年U−18からトップ昇格した選手を中心に構成し、J3の舞台で若手が実戦経験を積んで、さらなる飛躍を目指していく。

 ただし、「1つのチームとして独立して登録しているわけではない。トップチームの選手=全員U−23の選手」と宮本功チーム統括部長兼一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブ代表理事も述べるように、あくまでC大阪U−23もC大阪の枠内に入るチーム。そして、このJ3を戦い抜くうえで新たな背番号は設けないこともあって、番号への思い入れはJ2で戦うトップチームと変わらない。ただし、ほとんどの若手が20番台後半から40番という大きな背番号をつけて戦うこともあって、ここから這い上がって自らの番号を知らしめたいという思いを持っており、次代のチームの主軸を担うべく小さな番号を目指している。

大久保嘉人も背負った36番

 その中の1人は、昨シーズンにJ3のブラウブリッツ秋田へ期限付き移籍し、実績を積んだ米澤令衣。ヴィッセル神戸U−18時代には、自ら望んでつけたという10番で活躍し、2年連続で高円宮杯U−18プレミアリーグウエストの得点王にも輝いた、将来性のあるストライカーだ。C大阪でも秋田でも用意された36番でプレーし、今季も番号は変わらない。
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