【DDT】イサミが坂口を倒しKO−D王座初戴冠 山ちゃんプロレスデビュー戦はまさかの結末
【横田修平】
初戴冠のイサミ「プロレスが好きで良かった」
【横田修平】
10.4後楽園ホールで解散したユニオンプロレスのファンの後押しを受け、今大会の王座挑戦権を得たイサミは、ゴングと同時にジャンピングエルボーと、気合を見せ付ける。さらに大会名を意識したオクトパスホールドや、バックドロップ、ダイビングダブルニードロップなどを繰り出すが、坂口もスリーパーホールド、ヒザ蹴り、神の右膝で対抗。だが、イサミは飛びそうになる意識をこらえ、勇脚、カカト落とし、勇脚・斬と一気にたたみかけて勝利をつかんだ。
若い頃にDDTに憧れ、このリングで戦いたいと思いながら、紆余曲折を経てようやくつかんだ頂点のベルトに、イサミは「プロレスが好きで良かった」と喜びもひとしお。早くも今年の「じゃんけん選抜」で勝ち抜いた遠藤を博多で迎え撃つことに、「いろんな団体で戦ってきたそのすべてを賭けて戦う」と、自分の経験、立ち位置を再確認。「後輩たちに背中を見せたい」と、1.21新宿FACEで旗揚げされる新団体プロレスリングBASARA成功のため、王座を守り抜くと誓った。
未来のエースを称えるHARASHIMA
【横田修平】
下克上を狙う竹下は、雪崩式ブレーンバスター、ジャーマンスープレックスなどの大技を繰り出すと、さらにフランケンシュタイナー。HARASHIMAの蒼魔刀を寸前でかわし、直撃を食らってもロープエスケープで首の皮を繋いで、もしや、という場面を作り出す。HARASHIMAもここ一番の秘技である火の鳥スプラッシュを解禁。さらにショートレンジの後頭部への蒼魔刀から、スワンダイブ式蒼魔刀とたたみかけ、辛くも竹下を振り切った。
敗れた竹下はHARASHIMAを突き飛ばし、悔しさを爆発。一方、HARASHIMAはトレードマークの笑顔で未来のエースの健闘をたたえた。
カシンはベルト奪取も興味示さず?
【横田修平】
新王者となったカシンだが、ベルトには興味を示さず、無造作に踏みつける。この行為に激怒した元王者の彰人が立ちはだかるとと、邪魔だといわんばかりに殴りつけ、そのままベルトを客席に置き去りにして退場してしまった。