6年ぶりに日本と対戦する韓国代表の戦力 韓国記者たちは接戦で日本勝利と予想
スタメン9人中5人は09年WBCを経験
2年連続50発を記録したパク・ビョンホは大谷との対戦を心待ちにしている 【ストライク・ゾーン】
日本との開幕戦、韓国の予想オーダーは以下の通りだ。
中:イ・ヨンギュ(ハンファ)△
二:チョン・グンウ(ハンファ)
左:キム・ヒョンス(トゥサン)△
指:イ・デホ(福岡ソフトバンク)
一:パク・ビョンホ(ネクセン)
右:ナ・ソンボム(NC)△
三:ファン・ジェギュン(ロッテ)
捕:カン・ミンホ(ロッテ)
遊:キム・ジェホ(トゥサン)
※△は左打者
このオーダーの中で6年前のWBCで日本と対戦している選手は5人。そのうち1〜4番は前回の日本戦を経験している。俊足で気迫あふれるプレーを見せ、08年北京五輪準決勝ではウイニングボールをキャッチし、グラウンドにうずくまった姿が印象的なイ・ヨンギュ(30歳)。俊敏な動きと積極的なプレーが特徴の二塁手、チョン・グンウ(33歳)の1、2番コンビは代表チームの常連だ。
3番に座るのは09年のWBCで、打率3割9分3厘を残し、大会ベストナイン指名打者部門に選ばれたキム・ヒョンス(27歳)。4番は今年の日本シリーズでMVPを獲得したイ・デホ(33歳)が座る。さらに8番に入る、韓国の強打の正捕手カン・ミンホ(30歳)も6年前を知る選手だ。
2年連続50発男は大谷との対戦を心待ちに
派手さだけではなく打率はリーグ5位の3割4分8厘。12年には20盗塁を残すなど、走塁技術も備えている。パク・ビョンホは日本の先発登板が予想される大谷翔平(北海道日本ハム)について「若いのに160キロのスピードボールを投げられてすごい」と興味を持ち、対戦を心待ちにしている。
プロ4年目、6番のナ・ソンボム(26歳)の今季の成績は、打率3割2分6厘、28本塁打、135打点、23盗塁。走攻守、三拍子揃った柳田悠岐(福岡ソフトバンク)を連想させるプレーヤーだ。ナ・ソンボム自身も「日本の試合映像を見た時に、イ・デホ選手と同じチームに思い切ったスイングをする、自分好みの選手がいて興味を持った。それが柳田選手と知ってインターネットで検索もした。自分とスタイルが似ている」と話している。
韓国の野手は15人。その中で6人を占めるのがトゥサン所属の選手だ。公式戦3位のトゥサンは準プレーオフ、プレーオフを勝ち上がり、韓国シリーズで公式戦1位のサムスンと対戦。4勝1敗でサムスンの5連覇を阻止した「下剋上軍団」である。強肩強打が魅力で外野手唯一の右打者、ミン・ビョンホン(28歳)、俊足セカンドのワイルドガッツマン、オ・ジェウォン(30歳)らの今、波に乗る選手たちがベンチに控えているのは、日本にとって不気味だろう。韓国打線はバラエティーに富み、充実した戦力を擁している。