内村、リオ団体金へ「良い流れを作れた」 世界体操・男子帰国会見コメント

スポーツナビ

37年ぶりに男子団体金メダルを獲得した日本代表が帰国し、喜びを語った 【スポーツナビ】

 体操の世界選手権(10月23日〜11月1日、英国・グラスゴー)で37年ぶりに男子団体金メダルを獲得した日本代表が帰国し、内村航平(コナミスポーツクラブ)、白井健三(日本体育大)らが記者会見で喜びを語った(萱和磨はスイスカップ出場のため欠席)。

 念願だった団体での金メダルを手にした内村は「1番ほしかった団体の金メダルを取ることができて、そこが1番良かった」と充実感を口にした。種目別のゆかで2大会ぶりに頂点に立った白井も「団体決勝はかなり完璧に近い演技で、自分の力が90パーセントくらい出せたので、今大会はすごく満足している」と満面の笑みを浮かべた。

 しかし、団体決勝では内村が最終種目の鉄棒で落下するなどミスが続き、来年夏のリオデジャネイロ五輪へ課題も残った。内村は「来年はそんなうまくいくとは思っていない」と2004年アテネ五輪以来の栄冠へ、表情を引き締めていた。

 以下、体操男子・日本代表の内村、白井、田中佑典(コナミスポーツクラブ)、加藤凌平(順天堂大)、早坂尚人(順天堂大)、水鳥寿思監督の会見でのコメント。

内村航平「演技の方は納得できていない」

喜びを語った内村だが、「来年はそんなうまくいくとは思っていない」と、すぐに気を引き締めた 【スポーツナビ】

 1番ほしかった団体の金メダルを取ることができて、そこが1番良かったなというところです。結果は金メダルでしたが、演技の方は納得できていないし、最後の最後でうまく決めきれなかった。来年はそんなうまくいくとは思っていないので、そこをしっかりやっていかないと。

(団体では)初めて勝ったので、僕たち自身も勝ち方が分かっていなかったというのが1番のところなんですけれど、こうして勝っておくと周りの人、審判も、世界の人たちも「来年も日本が取ってくれるだろう」という、良い流れを作れたと思う。まずは来年、団体で勝つために何をやっていくべきかが見えたので、そこをしっかりやっていきたいなと思います。

白井健三「課題の方が多く出た」

白井は跳馬でのメダル獲得にも意欲をみせた 【スポーツナビ】

 団体決勝はかなり完璧に近い演技で、自分の力が90パーセントくらい出せたので、今大会はすごく満足しているんですけれど、やはり団体決勝で2種目しか演技できなかったり、ゆか以外のDスコア、技の難しさがまだまだ足りなかったです。

 行って分かる課題もすごく多かったし、この結果に満足はしていますが、課題の方が多く出たので、また冬のトレーニングも頑張っていきたいと思います。跳馬も3大会連続でファイナリストにはなれたのですが、メダルをまだ1度も取れていないので、跳馬も諦めずにメダルを狙って、来年また頑張っていきたいと思います。

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