スピードを出しても壊れない体づくり 青山剛のランニングナビ

青山剛

【Getty Images】

春トレ<4月テーマ> スピード練習導入期

 さて、いよいよ新年度がスタートしました。今年度の連載では、前回紹介した「ランナー必見のトレーニング計画」の通り、秋冬のマラソン大会で自己ベストを更新すべく、その時期にあったトレーニング指導を紹介していきます。

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 そのスタートである4月は「スピード練習導入期」として、「スピードを出せる体と壊れない体づくり」がテーマとなります。これまでも紹介してきましたが、「5キロのタイムが遅ければマラソンも遅い」わけであって、まずこの春のトレーニング(4〜6月)の時期には、5キロのベストタイムを伸ばしていくことが重要です。では、その目安タイムを見ていきましょう。

(マラソン目標タイム)→(5キロで目標とすべきタイム)
5時間→32分30秒
4時間30分→29分00秒
4時間→25分00秒
3時間30分→22分30秒
3時間10分→20分00秒
3時間→18分45秒

 マラソン目標タイムが決まれば、まずはこの5キロのタイムを6月後半までに達成できるように、トレーニングを進めていきます。

 そうなるといきなり「さあスピード練習だ!」と、張りきってスピードを上げて走りたくなりますが、その前にもっと大事なトレーニングから始めなければなりません。それは「スピードを出しても壊れない体づくり」です。

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著者プロフィール

元プロトライアスリート。大学時にプロ活動を開始し、1999年世界選手権日本代表に選出される。その後トライアスリート中西真知子選手のコーチとなり、指導者としての活動をスタート。同選手を2004年アテネ五輪出場に導く。現在は、ランニング、トライアスロン、クロストレーニングのコーチとして競技者から初心者、子供、タレントまで幅広く指導。著書に『ランニング・コアメソッド』『DVDパーフェクトストレッチ100』など多数。(社)日本トライアスロン連合強化チーム・指導者養成委員 元日本オリンピック委員会・強化コーチ

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