レース後の過ごし方で得する人、損する人 しっかりダメージ回復してこそ成功
【青山剛】
【スポーツナビDo】
東京マラソンに限らず、今シーズン、フルマラソン、ハーフ、10キロなど各大会に参加されたランナーも多かったと思います。特に目標としていた大会では「目いっぱい」頑張って走ったはずですから、そのダメージも大きかったのではないでしょうか?
【Getty Images】
疲れ果てて、何日も体を動かさずにいたり、大会で足など痛めたままになっている方も多くいたのではないでしょうか。皆さんは五輪でメダルや記録を目指している選手ではないと思いますので、「いい記録が出た! でもケガをして3カ月走れなかった」では、コーチの私からズバリ言えば、それは成功ではありません。
一般ランナーの本当の成功とは、大会でしっかり走り切り、そして感動を手に入れ、疲れはあるもののケガや病気につながらず、2週間後には心身の疲労がほとんど抜けている状態のことです。
手前味噌ですが、私がパーソナル指導しているチームは、レベルこそバラバラですが、大会後にケガや病気になってしまう方は、これまでほとんどいませんでした。それはもちろん大会までの準備をコツコツ行ってきたこともありますが、大会後2週間の過ごし方の指導も徹底しているからでもあります。