さらなる進化を遂げたクッション性 南井正弘のイチオシ!
【南井正弘】
ミッドソールのブーストフォーム使用率を100%に
ウルトラブーストはミッドソール部分にブーストフォーム以外の素材を一切使用していない 【南井正弘】
そんなブーストフォームが今春、さらなる進化を遂げる。それがミッドソールのブーストフォーム使用率を100%としたウルトラブーストである。その異次元のクッション性をいち早く体感することができたので、ウェアリングインプレッションをレポートする。
アディダスのブーストフォームは衝撃吸収性と反発性という、相反する機能性を両立することに成功したミッドソール部分のテクノロジーである。発泡した個々の発泡熱可塑性ポリウレタンビーズ内に微細で均一な独立気泡を閉じ込め、小さなエネルギーカプセルが発砲し連結。この結果、どのような環境下においてもEVA(エチレンビニルアセテート)をはじめとした従来のミッドソール素材よりも高い衝撃吸収性、反発性、そして耐久性を確保。ランニングを筆頭にさまざまなカテゴリーのシューズに採用されたブーストフォームは、アスリートから高い支持を得ることに成功している。