稀代のロングセラーがモデルチェンジ 南井正弘のイチオシ!

南井正弘

【南井正弘】

世界でトップレベルのシェアを誇るシリーズ

【Getty Images】

 アシックスの「GT-2000」といえば同社を代表する売れ筋ランニングシューズとして知られているロングセラー。クッション性、安定性、サポート性、フィット性と多岐にわたる機能性をバランスよく追求していることから、初心者から中級ランナーまで幅広く対応していることが良好なセールスを記録し続けている大きな理由だ。

 同シリーズが今秋モデルチェンジし、これまでの機能性の高さを継承しつつ、随所にスペックアップを見せている。そんな「GT-2000 ニューヨーク3」の魅力を検証してみた。

 日本のみならずワールドワイドでトップレベルのシェアを誇るアシックスのランニングシューズ。あらゆるレベル、ランニングスタイルにマッチするラインアップを展開することで知られている。そんなアシックスのランニングシューズにおいて、ベストセラーの一角を占めるのが「GT-2000 ニューヨーク」である。

 このモデルの原点を追い求めると、今から20年以上前の1992年にまでさかのぼり、これ以降、アシックスはニューヨークシティマラソンのタイミングで、ビギナーランナーにもフィットするトータルバランスに優れたランニングシューズをリリースし続けてきたのである。

 モデル名はGT-2140、GT-2150、GT-2160と数字が増えていき、2011年リリースのモデルがGT-2170だったので、2012年の新作はGT-2180となると思われたが、デビュー20周年を記念して原点回帰ということでGT-2000となった。それ以降は昨年のモデルが「GT-2000 ニューヨーク2」、そして今回の新作が「GT-2000 ニューヨーク3」というネーミングでリリースされている。

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著者プロフィール

フリージャーナリスト。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツブランドのプロダクト担当として10年勤務後、ライターに転身。スポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズを得意分野とし、『フイナム』『日経トレンディネット』『グッズプレス』『モノマガジン』をはじめとしたウェブ媒体、雑誌で執筆活動を行う。ほぼ毎日のランニングを欠かさず、ランニングギアに特化したムック『Runners Pulse』の編集長も務める

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