仮装ランに挑戦しよう! タイプ別、自分に合った仮装って?

三河賢文

【スポーツナビDo】

 こんにちは、“走る”フリーライターの三河です。先日、宮古島100kmワイドーマラソン(http://miyakojima.net/100km/)で自己ベストを更新することができました。今年最初のレースでしたが、堅実なトレーニングはしっかりと結果につながってくれるものですね。

 同大会では、通常のTシャツ&ランニングパンツの他に「アザラシキャップ」を着用。ちょっとだけですが、いわゆる仮装ランを楽しみました。実はしょっちゅう、私はこの仮装をマラソン大会で行っています。東京マラソンのような大規模レースをはじめ、マラソン大会で仮装ランナーを見た経験をお持ちの方は、多いことでしょう。

 仮装ランと聞くと、中には「自分の走力では、仮装で走るなんて無理」なんていう声が挙がるかもしれません。確かに仮装は体の動きを制限しそうですし、重みも負担になりそうです。しかしそれ以上に、実は「楽しんで走る」上で非常におススメのポイントがあります。ここでは仮装ランの楽しみ方を、実際のタイプ別仮装とあわせてご紹介しましょう。

仮装ランのメリット

 多くの方は、そもそも「どうして仮装するの?」という疑問を抱かれるのではないでしょうか。もちろん仮装に求めるもの、その理由は人によって異なります。しかし私自身の経験、そして周囲の仮装ランナーからの声を集めると、次のようなものがメリットとして挙げられました。

・仮装していると応援の声が増えて走るパワーにつながる
・仮装していること自体が楽しい
・他のランナーからも声を掛けてもらえる
・沿道で応援してくれる方々に喜んでもらえる

仮装ランナーたちと“仲間”意識が生まれることも 【三河賢文】

 マラソン大会では、沿道からたくさんの方々が応援の声を掛けてくれます。それが仮装していると、その声が自分へ“直接”向けられることが多いのです。例えば通常は「頑張れ〜」と大勢のランナーに向けられている声が、「◯◯頑張れ〜!」と自分が仮装しているキャラクター等の名前で声を掛けてもらえます。これは想像以上にうれしく、走るうえでも大きなパワーに変わるのです。

 またランナーとの交流も、仮装することで増えるかもしれません。レース中はもちろん、走り終えてから写真を求められることも。他の仮装ランナーと出会えば、以後また別のレースでも顔を合わせる機会があり、いつしか“仲間”意識が芽生えることも少なくないのです。

3つのタイプ別仮装とレースのコツ

 仮装と言っても、その種類や形態はさまざまです。私は気温やコース、応援、あるいは予定ペース等に合わせて、“被り物仮装”と“全身仮装”を選ぶようにしています。もちろん、本気で記録を狙う場合には仮装しないことも。自分に合ったタイプの仮装を選べば、もっとランニングが楽しくなるかもしれませんよ。

1)被り物タイプ

愛用のアザラシキャップ! 思い出も汗もたっぷり染み込んでいます 【三河賢文】

 最も軽量で、走るのに負担の少ないタイプです。私は“アザラシ”型のキャップを愛用していますが、他にもウサギ等の動物やアニメキャラ、ご当地キャラなどさまざまな種類があります。頭部が覆われるだけですので、ランニング自体に大きな影響はありません。寒い時期であれば、防寒対策としても活躍してくれるでしょう。
 ただし日差しの強い、あるいは気温が高い場合には、頭部が蒸れて暑く感じてしまうかもしれません。特に耳あての付いているキャップも多く、その際には定期的に水をかぶるなどの対策がおススメです。

1/2ページ

著者プロフィール

中学生の頃から陸上競技を始め、大学では十種競技選手として活動。引退後、約7年のブランクを経て2011年6月よりランニングを開始。同年にハーフマラソン、フルマラソン、翌年には100kmのウルトラマラソンやトライアスロン(オリンピック・ディスタンス)も完走。沖縄本島1周マラソンなどを始め、今では“超長距離”レースにも数多く出場している。また“トウモロコシ”や“アザラシ帽子“をトレードマークに、仮装マラソンも楽しむ。ランニングブログも不定期更新中。趣味と過去の経験を活かし、現在は東京都葛飾区内にある中学校の陸上部にて、外部コーチとして指導も行っている

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント