仮装ランに挑戦しよう! タイプ別、自分に合った仮装って?

三河賢文
2)全身タイプ

表現度アップの全身仮装。“トウモロコシ”は私です! 【三河賢文】

 頭から下半身まで覆うタイプの仮装は、より表現度が上がります。私は“トウモロコシ”を着ていますが、仲間と野菜シリーズで統一するなど楽しみ方の幅も広がる仮装です。素材は様々ですが、フリースタイプや全身タイツタイプ等はインターネットやディスカウントストア等でも購入できます。
 ただし全身タイプの場合、体の動きにある程度の制限が生まれます。また、素肌に触れる部分は走っていると擦れてしまうこともあり、ワセリンを塗るなど対策が必要です。重みもあり、雨が触れば水を吸って大きな負担となるでしょう。裏綿を抜いたり邪魔な部分を切って可動域を広げたりと、ラン仕様にカスタマイズする人もいるようです。
3)創作タイプ

凝ったデザインの上級仮装ランナーも 【三河賢文】

 上級仮装ランナーともなれば、市販のアイテムでは満足できません。自分オリジナルの仮装をつくり、非常に高いクオリティーを実現しています。小物までこだわった仮装ランナーもおり、見た目はまさにそのキャラクターそのもの。誰から見ても「◯◯だ!」と一目瞭然で、沿道からの応援を一手に集めています。
 その分、暑さや走りにくさ、重さなども他の比ではないでしょう。身に着けて走るには、それなりの走力と経験が必要といえそうです。

しっかりチェック!仮装選びのポイント

1)分かりやすさ
 仮装を選ぶ際には、もちろん自分の“やってみたい”を優先させることが大切です。しかしもう1つ、先に挙げたようなメリットを最大限に受けるには、『分かりやすさ』も重視すると良いでしょう。一目見て何の仮装なのか分からないと、考えているうちにランナーは走り去ってしまいます。そうすると、名指しでの応援は少なくなってしまうかもしれません。

2)走りやすさ
 また自身の走力に応じて、走りやすさも加味してください。どんな仮装であれ、通常のランニングウェアに比べれば負担は増えます。見た目を重視していきなり全身仮装してしまうと、レースそのものを完走できないという事態になりかねません。仮装は“楽しむ”ための方法ですから、ゴールまで楽しんで走りきれることは重要ポイントです。

3)短い距離からチャレンジ!
 まずは駅伝大会など、走る距離が短いレースから仮装にチャレンジしてみるのも良いでしょう。一度仮装ランの楽しさを知ったら、やみつきになってしまうかもしれませんよ。

ランニングに慣れてきたら、仮装ランもぜひ楽しんで! 【三河賢文】

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著者プロフィール

中学生の頃から陸上競技を始め、大学では十種競技選手として活動。引退後、約7年のブランクを経て2011年6月よりランニングを開始。同年にハーフマラソン、フルマラソン、翌年には100kmのウルトラマラソンやトライアスロン(オリンピック・ディスタンス)も完走。沖縄本島1周マラソンなどを始め、今では“超長距離”レースにも数多く出場している。また“トウモロコシ”や“アザラシ帽子“をトレードマークに、仮装マラソンも楽しむ。ランニングブログも不定期更新中。趣味と過去の経験を活かし、現在は東京都葛飾区内にある中学校の陸上部にて、外部コーチとして指導も行っている

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