【BOATRACE】下出卓矢が自信の仕上げで地元周年を初制覇! 三国G1北陸艇王決戦

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 ボートレース三国の「G1開設71周年記念 北陸艇王決戦」(優勝賞金1200万円)は3日、雨空の下、ほぼ無風に近い向かい風1メートルのコンディションで優勝戦が行われ、下出卓矢(石川出身・福井支部38歳)【写真】が、コンマ07からの2コース差しで地元周年初制覇を果たした。

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 下出のG1優勝は2019年平和島65周年記念以来、5年2カ月ぶり2回目。これで来年3月若松のSGボートレースクラシックの出場権も獲得した。2着はインで残し2マーク混戦さばいた上野真之介。3着は大外から艇間をまくり差して浮上した佐藤翼。3連単2-1-6は6830円の20番人気。なお、カドの4コースからまくって一時は下出と首位争いをしていた金子拓矢は痛恨のフライング返還(+01)。来年2月戸田の関東地区選手権終了後、30日間のF休み。その後、3月17日から1年間はG1、G2に出走できなくなった。

 地元周年のタイトルホルダーとなった下出の表情は自信に満ちあふれていた。「事故レースになってしまいましたが、でも地元で勝てて本当にうれしい。出足やターンのグリップ感は今節で一番良かった。自分を信じて調整を続けたことが一番でした」。優勝戦当日にも、さらなるパワーアップを狙ってピストンリング1本を交換する整備を施した。下出といえばチルト2度で超攻撃仕様にすることで知られるが、今節はチルト2度は1回だけで、ほとんどがマイナス0.5度だった。そして、冷静にターンマークを外さない完璧な差しハンドルを送り込んだ。

 この日の下出の決まり手は2コース差しで、初めてG1を制した平和島の時と同じだったが、これまでもこれからも下出はモーター出しに全力を注ぎ、理想とする強烈な伸び足を追い求めていくようだ。

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