茨城ロボッツ10周年〜「転」の時代へ!【B MY HERO!】

B MY HERO! 特派員
チーム・協会

B1昇格以来好調なスタートを切った茨城ロボッツ 【(C) B.LEAGUE】

 みなさんこんにちは!

 茨城ロボッツブースターのまやりんです!

 今シーズンもB MY HERO!特派員として、茨城ロボッツへの熱い思いをつづっていきたいと思います。

 2024-25シーズンが開幕しましたね。

 茨城ロボッツの2023-24シーズンはなかなか勝利を挙げられず(12勝48敗)、B1の残留争いを戦い抜いてなんとかB1継続を決めました。

 チームもファンも辛いシーズンでしたが、すべての事象を自分事として捉え、負ければ負けるほど応援の熱量を上げていくロボッツブースターの姿は、西村大介前社長(2024年6月退任)をして「ロボブーヤバい」と言わしめるだけのパワーがありました。

 ホームゲームだけではなく、アウェーゲームに駆け付けるロボッツブースターの熱量はすさまじいものがあり、ブースターができることをやることでチームに貢献するという文化ができあがったシーズンだったのではないかと思います。

 今シーズンがどんなシーズンになるのかとても楽しみです。

今シーズンのロボッツが目指す「1%Better」

アダストリアみとアリーナには多くのファン・ブースターが駆けつけるようになった 【(C) B.LEAGUE】

 今シーズンの茨城ロボッツは日々成長していこうという意味を込めて、「1%Better」を合言葉に戦っています。

 昨日より今日、今日より明日。

 一歩ずつ確実に成長していこうという意味が込められています。

 その言葉通り、日々試合をこなすたびにチームの状態は良くなっていっていると感じています。

 茨城ロボッツの2024-25シーズンは開幕節から2勝4敗で東地区5位(10月20日時点)です。開幕前に私が想像していた結果とは少し違いましたが、開幕6試合の戦績としては2021-22シーズンにB1に昇格して以降で最高の成績となっており、私の周りのファンの間では「悪くない」と捉えられている感覚があります。

 9月に行われた天皇杯2次ラウンドでは、アルバルク東京相手に多くの時間をリードしてゲームを進め、試合終了のブザーが鳴るまでどちらが勝ってもおかしくない試合展開でした。
 結果は敗退しましたが、強豪であるアルバルク東京に対して今シーズンのロボッツの戦いに大きな期待が持てる試合でした。

 開幕節のシーホース三河戦は連敗のスタートとなりました。クリス・ホルム新HCの下で昨シーズンの課題であったディフェンス面の強化に取り組んできた結果が現れており、今シーズンのロボッツは今までのロボッツとは違うぞというところを見せてくれました。

 負けはしたものの、悲観するような内容ではなかったと感じています。

 続く千葉ジェッツとの第2節。

 GAME1は千葉ジェッツの3Pシュートの成功率が48.7%(19/39)あり、特に富樫勇樹選手には3P6本を含む28得点を決められ67対91で敗れました。

 試合後のインタビューでファンを前に長谷川暢選手は「情けない試合をしてしまった」と話し、Xではロボッツ公式アカウントに井堀真諸ACアシスタントコーチが選手に檄を飛ばすシーンが流れ、ブースターも「明日こそ勝つ!」と意気込んでいました。

 GAME2では今シーズン加入した遠藤善選手と駒沢颯選手がスタメンに名を連ね、期待に応えてくれました。ベンチから出てくる中村功平選手、鶴巻啓太選手への信頼感は大きいですし、第2Qで逆転した後、さらに突き放して前日の雪辱を果たしました。

 最後、ファウルゲームに持ち込まれましたが、ロボッツには2年連続ベストフリースロー成功率賞を受賞している平尾充庸キャプテンいます。緊張したシーンではありましたが落ち着いてフリースローをきめてゆく姿がとても頼もしかったです。

 勝利から1週間以上経った今でも、思い出すだけで興奮してきて全ての選手についてここで語ってゆきたいのですが、それはまた別の機会に…。

千葉J戦、新キャプテンの長谷川暢がチームを牽引 【(C) B.LEAGUE】

 第3節の10月19日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦でも勝利を挙げ、昨シーズンは1度もなかったホームゲーム連勝を達成。

 チャンピオンシップ出場常連の2チームを相手に連勝を達成したこともあり、昨シーズンまでのロボッツとは違うと証明するには十分な結果だったと感じています。

 これからも、チームは「1%Better」を実行してくれると信じています。

 チームから、今シーズンの具体的な目標は出されていませんが、私としてはぜひともチャンピオンシップに出場してほしいと考えています。

 B1に昇格して以降、チャンピオンシップに出場したことはありませんが、今シーズンのチームならやってくれるのではないか。そんな期待感があります。そのためには、ブースターも日々成長し、素晴らしい応援ができるように頑張らないといけないですね。

受け継がれるリーダーシップ

長谷川暢とダブルキャプテンを務める平尾充庸 【(C) B.LEAGUE】

 今シーズン、5名の選手が新たに加入しました。

 落慶久GM(ゼネラルマネージャー)はこの5選手に対して「チームのために戦える選手を獲得した」と言います。

 その中でも注目は、秋田から移籍してきた長谷川暢選手(ハセノボ)です。

 今シーズンのロボッツは平尾充庸キャプテンと長谷川暢キャプテンのダブルキャプテン制を敷いており、二人がそれぞれの個性を活かしてどのようにリーダーシップを発揮していくかが注目ポイントです。

 すでに新加入の選手とは思えないほどのリーダーシップを発揮しているように感じます。もう何年もロボッツに在籍していたかのような落ち着きと安心感を私たちに与えてくれます。

 嫌な流れを断ち切って閉塞感を打開するとき、ロボッツに来た流れをさらに加速させるとき、必ずハセノボがいます。

 平尾キャプテンは時に明るく、時にシリアスに、そして誰よりも熱いリーダーシップを発揮してきました。

 ハセノボキャプテンも、ハセノボらしさを発揮してほしいと思いますが、とにかく明るいハセノボキャプテンを見せてほしいと個人的には思っています。

 期待しています。

10周年を迎えた茨城ロボッツの「転」

 茨城ロボッツは、Bリーグ開幕より前の2013年につくばロボッツ(当時NBL)として誕生しました。

 2014年には前運営会社が経営破綻を起こしてチーム消滅の危機にあいましたが、山谷拓志社長(現ジャパンラグビーリーグワン静岡ブルーレヴズ社長)が新会社を設立、シーズン途中で11名の選手が自由交渉選手リストに掲載、Bリーグ参入に伴ってアリーナ要件を満たすためにつくば市から水戸へのホームタウン変更、歓喜に沸いたB1昇格、などがあり…、そして昨シーズンのB2降格の危機など、様々なドラマティックな状況を乗り越え、今年11月13日(その日は茨城県民の日!)で新会社を設立して10周年を迎えます。

 7月1日に社長に就任した川﨑篤之社長は、山谷社長時代を「起」、西村社長時代を「承」そして、自身が担う川﨑社長時代を「転」と位置づけています。

 9月8日のプレシーズンゲーム時には10周年記念イベントを開催し、チームのレジェンド選手のエキシビジョンゲームやトークショーを開催しました。過去にロボッツに関わっていた人や企業、ブースターがアリーナに集結し、人との繋がりを大切にする川﨑社長が10年間の歴史を大切にし、その上で新しい歴史を作ろうとしてくれているのが実感でき、長く応援している私はとても嬉しく、そして頼もしく感じています。

 ホームゲーム試合終了後のエントランスには、川﨑社長が大きな声を出して来場者とハイタッチをする姿が名物になっていますが、多くの人が川﨑社長と熱い言葉を交わして帰宅します。多くのファンがチームのことを「自分ごと」として捉え、前向きに楽しむ姿にこれから10年の茨城ロボッツが進む未来が見える気がします。

 堀義人オーナーは「2031年までにロボッツを日本一(リーグ優勝)にする!」と宣言しています。

 日本一を達成できるかはわかりませんが、10年後に2024-25シーズンを振り返った時、多くの人がターニングポイントとして挙げるシーズンになるはずです。

 シーズンはまだ始まったばかり。

「転」のシーズンをみんなで創り上げて行きましょう!

GO!!GO!! ROBOTS!!

クラブとして新たなタームを迎えてさらに進化を目指す茨城ロボッツ 【(C) B.LEAGUE】

まやりん(B MY HERO!特派員)

【(C) まやりん】

茨城県つくば市生まれの茨城ロボッツブースター。
チーム創設時から応援中。
応援をはじめたきっかけは、たまたま当時のキャプテン(中川和之選手)と同じ接骨院に通っていて、興味を持ったから。
といっても、目当ては対戦相手にいた田臥勇太選手目当てだったのですが、勝負が決まっても必死に戦うロボッツの選手たちの姿に心を打たれて、以来ロボッツにハマってしまいました。
ホーム戦を主に観戦しています。

Bリーグ公認応援番組「B MY HERO!」
毎週火曜日19時〜スポーツナビとバスケットボールキングYouTubeで配信中!
詳細は関連リンクをチェック!
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

B MY HERO!は「あなたのヒーローを見つける1時間」をコンセプトにしたBリーグ公認の応援番組(毎週火曜18時~)です。番組特派員が推しクラブの模様やゲームの演出など、Bリーグの楽しみ方をレポートしていきます。

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント