【マサ北宮インタビュー】“命の削り合い。その上で生き残るのは俺” マサ北宮、悲願のGHCヘビー初戴冠なるか!?

プロレスリング・ノア
チーム・協会

【PRO-WRESTLING NOAH】

 10月14日(月)「STAR NAVIGATION PREMIUM〜Akitoshi Saito Ridge Road Last KORAKUEN〜」東京・後楽園ホール大会にて、清宮海斗の持つGHCヘビー級王座に挑戦するマサ北宮に話を聞いた。清宮海斗が入門した際の“鬼の道場長”として練習生期間、そしてデビューしてから現在までを知るマサ北宮は、王者として立ちはだかる後輩の清宮海斗にどのような想いを抱いているのか。当時の想いを振り返る意味も併せてNOAHの道場にてインタビューを行った。



なお本インタビューはプロレスリング・ノア公式YouTubeにてご視聴いただけます。ぜひこちらもご視聴ください。

■視聴URL:https://youtu.be/e57ciRcuV4U

【選手インタビュー】

※当時の想いを振り返りながらちゃんこを作るマサ北宮



マサ北宮「今日はカレーを作るんですけど、薄い醤油ちゃんこというか出汁のちゃんこを作ってその中にカレールーを入れると。それがカレーちゃんこ。得意だし結構家でも作りますね。(昔)ちょいちょい道場に上の人も来て食べていったんですけど、割と好評だったらしいですよ、人づてに聞いたら。(ちゃんこの作り方を)教えるのはその時の一番下の奴だったので、僕は教えたことはないですね」



-ちなみにですが、一番まずかったのはどなたのちゃんこだったのでしょうか?



マサ北宮「清宮ですね」



-どうまずかったのでしょうか?



マサ北宮「具材の切り方がやっぱり雑なのか、ぶきっちょなのか。大根とか切らせてもデカい。煮物の大根とか下手したらおでんの具みたいな。(動物の)エサですよね。エサ食うみたいな感じでしたよね。大きい声は出しましたけど(ゲンコツ)をくらわせはしない」



※カレーちゃんこが完成、マサ北宮が食べる。

【PRO-WRESTLING NOAH】

マサ北宮「うーん、まぁまぁですね。70点くらいじゃないですか」



-では改めてお話をお聞かせ下さい。キャリア13年になりますが、シングルのベルトの戴冠歴がないことについてはどうお考えなのでしょうか?



マサ北宮「焦りはあるでしょうね。レスラーになった以上はチャンピオン、一番を目指すっていうのは大前提というか」



-今回挑戦するGHCヘビーというタイトルについてどういった想いがありますか?



マサ北宮「何度も挑戦してことごとく跳ね返されている。俺は常々思っている、GHCは俺の悲願なんですよ」



-ではチャンピオンの清宮海斗選手について伺います。N-1 VICTORY 2024では時間切れ引き分けとなりましたが、改めて試合を振り返っていかがでしょうか?



マサ北宮「リーグ戦で30分1本勝負ってなると、やっぱり俺自身も勝ちにはいっているけど30分じゃ足りない部分もあったし、30分だっていう意識もあったし。負けない試合っていうのも意識していたのかなって感じですよね。(清宮は)進化していますよね。いろんな、俺が見てきていない景色も見てきているだろうし、そこはひしひしと感じましたよ」





-清宮選手と初めて会った時の印象などがあれば教えてください。



マサ北宮「一番最初ね、あれはディファ有明の道場で入門テストを受けていたんですよね。ボッコいあんちゃんいるなって感じで。まだヒョロヒョロで、坊主頭だったのかな?でも身長はスラっとあって割とスタイルいいなって感じはしました」



-清宮選手が入門してからはどのように感じていましたか?



マサ北宮「マイペースな奴だなって感じでしたね。でも割と何でもそつなくこなしていた印象でしたけどね。だからあんまり、そのちゃんこの件以外で怒ったりしたことっていうのは記憶にないですよね。体力も、まぁ最初はしんどかっただろうけどやっているうちにできるようになってたし、特段手のかからなかった新弟子だったんじゃないですかね」



-そこから後輩に清宮選手を“選手”として意識したのはどういうところだったのでしょうか?



マサ北宮「やっぱりカナダから帰ってきていきなり、当時拳王のGHC王座に挑んだ時はイチ若手から一気にトップ選手に食い込んだ、あの一戦で食い込んだっていう印象を本人がしっかり植え付けたんでね。そこは素直にすげえなと思いましたよね。悔しかったけど」



-清宮選手に、ある種“超えられた”という感情を抱いたということでしょうか?



マサ北宮「超えた超えていないはね、見ている人の客観ですから。私の主観だともうトップまで来たなっていう」



-2021年には清宮選手とGHCタッグ王者となりました。



マサ北宮「僕にとっても直の後輩とタッグ王座戴冠っていうのは初めてだったんで、特別な想いはあったし、特別嬉しかったという印象ですよね」

【PRO-WRESTLING NOAH】

-GHCヘビー級王者としてN-1を制した清宮海斗選手についてはどう感じていますか?



マサ北宮「出来過ぎぐらい出来過ぎてるよね。ベルト巻いて、N-1獲って。この間はイギリスでも一発防衛して。見ててわかりますよ、充実しているなっていうのは。やっぱりでも清宮への想いというか、俺が何やっているんだっていう、そういう気持ちが日に日に。清宮気に食わないというのは特に無く、俺何やっているんだよっていう。N-1も初めから今まで休みなく出ているのは自分と拳王だけなんですよ。で、拳王はその間にベルトも巻いているしN-1も獲っているし、やっぱり意味合いが違いますよね。結果を出している人間とただいるだけの人間と。そういう部分でもやっぱり、俺何やっているんだよ、っていう。今までのマサ北宮を払拭したいよね」

【PRO-WRESTLING NOAH】

-世間では名勝負製造機という評価もあります。



マサ北宮「それ、負けた試合が評価されるというのはこんな切ないことはないんですよ。やっぱり勝ってこそなんで。勝負なんで、リングの上は」

【PRO-WRESTLING NOAH】

-先日の後楽園ホール大会で改めて挑戦表明をされた際に、清宮選手から“空気を読んでくれ”との発言がありました。



マサ北宮「プロレスラーやっているんだから、空気読んで“あ、ここは俺の出る幕じゃねえ”なんて引いちゃうような奴はそもそもリングに立てないですよ。あとはね、やっぱりイギリスで挑戦を表明したっていうのは日本のファンにはなかなか、熱心な人しか見ていないと思うんで。ここを逃したらもう行く機会無いとおもって。大岩には悪かったけど、水を差させてもらったよ。あそこだけ切り取ってみりゃ俺はただのKYかもしれないけど、もっと大きな視野で見てくれって感じだね。あとはもう言っていかないと埋もれていくし、忘れられるんですよ。下手したら(試合に)出ているのに、今日北宮いたっけ?ってなっちゃうんですよ。そうならないためにも、NOAHに生き残るためにもこっちはやっているので。必死こいて」



-実際にどのような試合になると予想していますか?



マサ北宮「今の、ベルトを持ちながらN-1優勝して一番充実している清宮海斗に挑むからこそ、今の清宮海斗から獲るからこそ特別な意味があると俺は思っているんでね。“命の削り合い”みたいな試合でしょうね。清宮海斗とだったらそういう試合になると俺は確信していますよ。そのうえで俺は生き残るのは俺だと」



-では最後に改めてファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。



マサ北宮「10月14日後楽園ホール、マサ北宮のGHCヘビー初戴冠、ぜひ会場に見に来て欲しい。どうしても来れないという皆さんはABEMA無料生中継もあるのでそちらもぜひ観てください。会場、ABEMAでお待ちしているぞ。以上!」

【PRO-WRESTLING NOAH】

■10.14後楽園ホール大会詳細は こちら
https://www.noah.co.jp/schedule/612/


皆様のご来場、お待ちしております!
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著者プロフィール

プロレスリング・ノアは、2000年8月5日に旗揚げしたプロレス団体。 創始者の三沢光晴は全日本プロレスから多くの選手&スタッフたちとともに独立、団体名が表すようにプロレス界の“方舟”となるべく航海を始めました。 旗揚げ以降日本プロレス、全日本プロレスと受け継がれてきた伝統を重んじながらも、旗印である「自由と信念」を投影した闘いで世代を超えて多くの人々を熱狂させてまいりました。 2020年、NOAHは新たにサイバーエージェントグループとなり、さらなる団体と業界の発展を発展を目指して、新たな試みを続けています。

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