第29回オーシャンカップ最終日 足色修正に成功の磯部誠がターンで魅せる
【(C)BOATRACE 磯部誠】
1号艇 山口 剛「出足・行き足がいいが、特に旋回後の押しがバツグン」
2号艇 菊地孝平「確実に良くなっているが、準優はズレていたので修正」
3号艇 齊藤 仁「レース足を中心に日に日に良くなっていて戦える水準」
4号艇 茅原悠紀「ターン直後の押しもいいが、どちらかといえば伸び型」
5号艇 椎名 豊「バランスが取れた伸び型。接戦道中の舟足も悪くない」
6号艇 磯部 誠「伸びは中堅クラスながら、ターンには余裕がある感じ」
大方の進入予想は枠なりの3対3。ダッシュ戦が想定される茅原悠紀と椎名豊がフライング持ち。茅原悠紀は「1本持ちなので自覚しながら…」と取材陣に語っており、いきおい内枠3選手の有利性は否定できない。
そこで気になるのは大外枠ながらフライングを持っていない磯部誠(愛知出身・愛知支部33歳)【写真2枚】。
2024年に入り苦しんでいるが、きざしが垣間見えるからだ。
【(C)BOATRACE 磯部誠】
多くの記念クラスが手にしている「行き足から伸び」の調整に挑んだが、結果が出ないことから、方向性を変えたのだ。「ターン力」の追求である。上記コメントのとおりである。
その転向がもたらしたのが優勝戦6号艇。
フライング持ちの2選手に対し、先行することで展開が開かれる可能性があると期待していいだろう。
【(C)BOATRACE】
宮城県出身の二人は、中学卒業後、父が米国人ということもあり米国に移住。高校、大学時代をサウスダコタ州で過ごすと、大学卒業後に大相撲・出羽海部屋に入門。ジュンさんが「藤の海順」、レイさんが「藤の花礼」のしこ名で8年間力士生活を送っている。
プロレスラーデビューは2021年6月。
その後、八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍をみせ、今や全日本プロレスの顔といえる存在に上りつめている存在である。
その闘う魂から何が発せられるか、注目したい。
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