【2024年アブダビ世界柔道選手権大会】現地レポート(3:団体戦の見どころ)

チーム・協会
5月19日(日)から5月24日(金)までアラブ首長国連邦・アブダビにて開催される「2024年アブダビ世界柔道選手権大会」。日本時間19日(日)22時より行われた抽選結果をもとに、鈴木桂治全日本男子監督、増地克之全日本女子監督に大会最終日に行われる男女混合団体戦の意気込みと見どころを伺いました。

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男女混合団体戦は、男子73kg級・90kg級・90lg超級、女子57kg級・70kg級・70kg超級の6名1チームで争われます。日本は2017年にこの種目が導入されてから負けなしの6連覇を達成。

【国際柔道連盟】

第1シードの日本の初戦はドイツまたはカザフスタンの勝者となります。いずれも、男子はオリンピック代表選手がエントリーしていないためどのような対戦になるかは未知数。ドイツが勝ち上がるだろうと予測する女子も個人戦でメダルを獲得するような強豪選手が出場見込みで、2020東京オリンピックでは銅メダルを獲得しているため団体戦に慣れているチームという印象。「初戦から簡単には勝たせてはくれないだろう」と気合いが感じられました。

初戦は90kg級からのスタートとなります。日本代表のエントリーは、個人戦で優勝した田嶋剛希選手(パーク24)と川端倖明(国士舘大学1年)の2名。田嶋選手は前回大会の団体戦メンバーであり、川端選手は4月の全日本選抜体重別選手権大会で2位、全日本選手権大会にも出場しました。

続いて、女子70kg超級は個人戦に引き続き冨田若春選手(コマツ)と新井万央選手(日本体育大学3年)が出場予定です。3戦目の男子90kg超級は、太田彪雅選手(旭化成)と現・全日本チャンピオンの中野寛太選手(旭化成)がエントリー。

勝負がかかる4戦目は女子57kg級から今大会第3位の玉置桃選手(三井住友海上火災保険)と髙野綺海選手(日本エースサポート)のいずれかが出場します。髙野選手は2023年グランドスラム東京、2024年グランプリオディヴェーラスと国際大会での経験を積んできています。

73kg級は石原樹選手(ジャパンエレベーターサービスホールディングス)と田中龍雅選手(筑波大学2年)。今大会、日本に第1号の金メダルをもたらした田中龍馬選手(SBC湘南美容クリニック)の弟で、全日本選抜柔道体重別選手権大会では、兄弟優勝を達成した選手です。

最後の70kg級は田中志歩選手と2021年ユニバーシティゲームズ優勝、2023年に世界ジュニア選手権大会で優勝とジュニア時代から実績を積み上げている本田万結選手(東海大学2年)に委ねられます。

続いて、準決勝戦の相手は、Bブロック(ブラジル-ウズベキスタン、韓国-オーストリア)の勝者となります。両監督から強豪国の筆頭候補として挙がった韓国は、アジア選手権大会で結果を残した選手や男女ともオリンピック代表選手が出場してくると予想されます。

2023年ドーハ世界選手権大会 【国際柔道連盟】

決勝戦は、昨年も決勝戦を戦ったフランスが最有力。団体メンバーには個人戦で優勝したPINOT選手を筆頭に強豪選手が名を連ねています。

2023年ドーハ世界選手権大会決勝戦 【国際柔道連盟】

「オリンピックに向けたポイント獲得の重要な機会。総合力で勝負したい」と鈴木監督。増地監督も「オリンピックに向けての前哨戦になることは間違いない。選手は違っていても良い形で繋げたい」と話しました。

男女混合団体戦は大会最終日24日(金)日本時間17時から予選開始。

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【U-NEXT】
U-NEXTでも本大会のライブ配信が決定

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