2024年アブダビ世界柔道選手権大会 個人戦の見どころ(2:女子編)
5月19日(日)から5月24日(金)までアラブ首長国連邦・アブダビにて開催される「2024年アブダビ世界柔道選手権大会」。日本時間18日(土)19時より行われた抽選結果をもとに、増地克之全日本女子監督、鈴木桂治全日本男子監督に本大会の意気込みと見どころを伺いました。
【全日本柔道連盟】
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本大会に出場する選手はパリオリンピックの代表を逃した選手であり、非常に悔しい思いを持ってこの大会に臨んでいるだろう。「世界選手権という舞台で頂点に立ち、その悔しさをアピールし、オリンピック代表に選出しなかった我々を見返すようなパフォーマンスを発揮してほしい」と話す増地克之監督。4年後のロサンゼルスオリンピックに繋がる活躍が期待される各階級の見どころを伺いました。
<48kg級:古賀若菜(JR東日本)>
恵まれた組み合わせとなった古賀選手の山場は準々決勝戦。準々決勝戦を乗り越えれば決勝が見えてくるだろう。決勝戦は、第1シードのSCUTTO(イタリア)や最近力をつけてきているGILIAZOVA(中立選手団)、国際大会での優勝経験もあるBABULFATH(スウェーデン)との対戦が濃厚。
<52kg級:白石響(コマツ)・大森生純(JR東日本)>
白石選手は3回戦でPRIMO(イスラエル)、または国際大会でも結果を残し2月のグランドスラムパリで敗戦を喫したTORO SOLER(スペイン)との対戦が予想される。この戦いを制すれば準決勝までは十分勝ち上がれるのではないか。一方の大森選手は、2回戦のGIUFFRIDA(イタリア)、勝ち上がれば準決勝で東京オリンピック銀メダリストのBUCHARD(フランス)との対戦が山場になる。決勝戦で白石選手・大森選手が顔を合わせることを期待したい。
<57kg級:玉置桃(三井住友海上火災保険)>
3回戦では2月のグランドスラムパリで優勝したMOKDAR(フランス)と対戦するだろう。背負投が得意なこの選手に勝てば、準決勝戦で出口クリスタ選手(カナダ)との対戦が予想される。東京オリンピックのカナダ代表争いが懸かる最後の大会で玉置選手に負けて代表の座を逃した出口選手にとっては、パリオリンピックの代表が懸かる今大会は出場権を得るためにも負けられない戦いとなる。両者にとって大きな山場になることは間違いない。
<63kg級:堀川恵(パーク24)>
3回戦で、グランドスラムパリで対戦した東京オリンピック金メダリストAGBEGNENOU(フランス)と対戦。本大会で優勝するには絶対に倒さなければいけない相手となる。戦い方の研究は準備してきているため、「柔道人生をかける」くらいの気持ちでこの高い壁に立ち向かい、全力で戦ってほしい。
<70kg級:田中志歩(JR東日本)>
初戦が予想されるFENG(中国)選手は、左右の技をかけてくる選手。2023年9月のアジア競技大会でも対戦しているが気の抜けない相手。3回戦のTSUNODA(スペイン)は技の仕掛けが早い選手。仕掛けないと指導が累積する状況で、相手のペースに巻き込まれずに戦うことが大切になり、初戦から決勝戦まで気の抜けない戦いが続く。
<78kg級:濵田尚里(自衛隊体育学校)>
どのブロックでも強豪選手がいる階級。強いて言えばAブロックで良かったが、第1シードのWAGNER(ドイツ)はパリオリンピック代表が懸かるためかなり気合いを入れてくるだろう。濵田選手にとっては、苦手な相手ではないため、戦い方を間違えなければ十分勝てる選手である。立技から寝技への移行ができればチャンスはあり、1日を通して気の抜けない戦いになるだろう。
<78kg超級:冨田若春(コマツ)・新井万央(日本体育大学3年)>
2名とも組み合わせには恵まれた印象。冨田選手はKIM(韓国)との戦いが山場になる。その後、最近頭角を現し、力をつけてきているSU(中国)との対戦になるだろう。加えてFONTAINE(フランス)など、何度も戦っている選手を相手に失敗を繰り返さなければ勝ち上がるだろう。新井選手は得意の寝技を生かして相手選手の体力に負けないように戦ってほしい。勝てばSOUZA(ブラジル)・LEE(韓国)いずれかとの対戦と予想されるが、アジア選手権大会の団体戦でLEEに敗れており、勢いに負けず戦ってもらいたい。
■大会日程
5月19日(日) 予選開始16時〜(日本時間)
男子60㎏級/女子48㎏級/女子52kg級
5月20日(月) 予選開始15時30分〜(日本時間)
男子66㎏級/男子73kg級/女子57kg級
5月21日(火) 予選開始17時〜(日本時間)
男子81㎏級/女子63kg級
5月22日(水) 予選開始16時〜(日本時間)
男子90㎏級/女子70㎏級/女子78kg級
5月23日(木) 予選開始17時〜(日本時間)
男子100㎏級/男子100㎏超級/女子78kg超級
5月24日(金) 予選開始17時〜(日本時間)
男女混合団体戦
■開催地
アラブ首長国連邦(アブダビ)
■ライブ配信
【JUDO TV】
国際柔道連盟(IJF)が運営する「JUDO TV」にて本大会の視聴可能です。「JUDO TV」では大会のライブ配信・結果速報・選手プロフィールなどの情報に加えて、有料会員限定のスペシャルコンテンツの配信など国際大会に関する情報が満載です。今回、日本限定で15%割引クーポンがご使用いただけます。
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<48kg級:古賀若菜(JR東日本)>
恵まれた組み合わせとなった古賀選手の山場は準々決勝戦。準々決勝戦を乗り越えれば決勝が見えてくるだろう。決勝戦は、第1シードのSCUTTO(イタリア)や最近力をつけてきているGILIAZOVA(中立選手団)、国際大会での優勝経験もあるBABULFATH(スウェーデン)との対戦が濃厚。
<52kg級:白石響(コマツ)・大森生純(JR東日本)>
白石選手は3回戦でPRIMO(イスラエル)、または国際大会でも結果を残し2月のグランドスラムパリで敗戦を喫したTORO SOLER(スペイン)との対戦が予想される。この戦いを制すれば準決勝までは十分勝ち上がれるのではないか。一方の大森選手は、2回戦のGIUFFRIDA(イタリア)、勝ち上がれば準決勝で東京オリンピック銀メダリストのBUCHARD(フランス)との対戦が山場になる。決勝戦で白石選手・大森選手が顔を合わせることを期待したい。
<57kg級:玉置桃(三井住友海上火災保険)>
3回戦では2月のグランドスラムパリで優勝したMOKDAR(フランス)と対戦するだろう。背負投が得意なこの選手に勝てば、準決勝戦で出口クリスタ選手(カナダ)との対戦が予想される。東京オリンピックのカナダ代表争いが懸かる最後の大会で玉置選手に負けて代表の座を逃した出口選手にとっては、パリオリンピックの代表が懸かる今大会は出場権を得るためにも負けられない戦いとなる。両者にとって大きな山場になることは間違いない。
<63kg級:堀川恵(パーク24)>
3回戦で、グランドスラムパリで対戦した東京オリンピック金メダリストAGBEGNENOU(フランス)と対戦。本大会で優勝するには絶対に倒さなければいけない相手となる。戦い方の研究は準備してきているため、「柔道人生をかける」くらいの気持ちでこの高い壁に立ち向かい、全力で戦ってほしい。
<70kg級:田中志歩(JR東日本)>
初戦が予想されるFENG(中国)選手は、左右の技をかけてくる選手。2023年9月のアジア競技大会でも対戦しているが気の抜けない相手。3回戦のTSUNODA(スペイン)は技の仕掛けが早い選手。仕掛けないと指導が累積する状況で、相手のペースに巻き込まれずに戦うことが大切になり、初戦から決勝戦まで気の抜けない戦いが続く。
<78kg級:濵田尚里(自衛隊体育学校)>
どのブロックでも強豪選手がいる階級。強いて言えばAブロックで良かったが、第1シードのWAGNER(ドイツ)はパリオリンピック代表が懸かるためかなり気合いを入れてくるだろう。濵田選手にとっては、苦手な相手ではないため、戦い方を間違えなければ十分勝てる選手である。立技から寝技への移行ができればチャンスはあり、1日を通して気の抜けない戦いになるだろう。
<78kg超級:冨田若春(コマツ)・新井万央(日本体育大学3年)>
2名とも組み合わせには恵まれた印象。冨田選手はKIM(韓国)との戦いが山場になる。その後、最近頭角を現し、力をつけてきているSU(中国)との対戦になるだろう。加えてFONTAINE(フランス)など、何度も戦っている選手を相手に失敗を繰り返さなければ勝ち上がるだろう。新井選手は得意の寝技を生かして相手選手の体力に負けないように戦ってほしい。勝てばSOUZA(ブラジル)・LEE(韓国)いずれかとの対戦と予想されるが、アジア選手権大会の団体戦でLEEに敗れており、勢いに負けず戦ってもらいたい。
■大会日程
5月19日(日) 予選開始16時〜(日本時間)
男子60㎏級/女子48㎏級/女子52kg級
5月20日(月) 予選開始15時30分〜(日本時間)
男子66㎏級/男子73kg級/女子57kg級
5月21日(火) 予選開始17時〜(日本時間)
男子81㎏級/女子63kg級
5月22日(水) 予選開始16時〜(日本時間)
男子90㎏級/女子70㎏級/女子78kg級
5月23日(木) 予選開始17時〜(日本時間)
男子100㎏級/男子100㎏超級/女子78kg超級
5月24日(金) 予選開始17時〜(日本時間)
男女混合団体戦
■開催地
アラブ首長国連邦(アブダビ)
■ライブ配信
【JUDO TV】
国際柔道連盟(IJF)が運営する「JUDO TV」にて本大会の視聴可能です。「JUDO TV」では大会のライブ配信・結果速報・選手プロフィールなどの情報に加えて、有料会員限定のスペシャルコンテンツの配信など国際大会に関する情報が満載です。今回、日本限定で15%割引クーポンがご使用いただけます。
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U-NEXTでも本大会のライブ配信が決定
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