まだ何も終わっていない!茨城ロボッツの「ここまで」と「ここから」【B MY HERO!】

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今季のロボッツの「ここまで」と「ここから」を熱く語ります 【(C) B.LEAGUE】

 こんにちは、B MY HERO!特派員、茨城ロボッツブースターのまやりんです!

 今回も僕が大好きな茨城ロボッツの現状、そして未来への熱い思いをつづっていきたいと思います。

 1月25日――。

 茨城ロボッツの西村大介社長はチームの目標変更を発表しました。

 それまで目標にしていた「35勝」から、「B1継続・B.PREMIER昇格」へと修正したのです。

 高い理想を掲げ、それを追い求める姿を期待していたファンにとってはとてもつらく悔しい出来事でした。

 しかしながら、目の前の課題を理解し現実的な目標を再設定し、チーム全体のベクトルを合わせるという意味でとても納得ができるものだと考えています。

苦難続きのシーズン前半戦

 振り返るとシーズン前半戦のロボッツは開幕前から苦難続きでした。

 ロボッツで3シーズン目を迎える大黒柱エリック・ジェイコブセン選手がケガで離脱。

 さらに、“元NBA選手”と鳴りもの入りで加入したヘンリー・エレンソン選手は、来日早々ケガを理由に帰国(1月に契約解除)。

 急遽アンガス・ブラント選手(現信州ブレイブウォリアーズ所属)やマックス・ヒサタケ選手(現神戸ストークス所属)と契約するも開幕後9連敗となかなか波に乗ることができずにいました。

 11月4日の長崎ヴェルカ戦でようやく1勝目を挙げましたが、その間にジェームズ・アンドリセヴィッチスーパーバイジングヘッドコーチの解任やマーク貝島ゼネラルマネージャーを更迭。さらに、昨シーズンまで指揮を執っていたリチャード・グレスマンヘッドコーチを招聘しましたが、2勝目をあげたのは12月30日。ここまで思っていたような戦いはできておらず、現在3勝30敗(1月29日時点)と最下位に沈んでいます。

 B1に参入した2021-22シーズン以降。

 いや、私がロボッツを応援し始めて以来最も苦しいシーズンになっています。

復帰したグレスマンHCの建て直しに期待 【(C) B.LEAGUE】

熱量が増すロボッツブースター

 茨城ロボッツの今シーズンのスローガンは「アガロー4000」ということで、B.PREMIERE参入条件の「平均入場者数4,000人以上、売上12億円」を達成しようとファン・ブースターを巻き込んだ取り組みを行っています。

 そのかいもあって、チームの成績が振るわない状況でも平均来場者数は4,253人(1月28日現在)をマーク。

 昨シーズンまでの平均来場者数3,480人を大幅に超えています。

 私の周囲の初めて来場した観客の中には「ニュースやポスターを見て気になってはいたものの、今までくる機会がなかった」というような観客も多く、「アンバサダー」と呼ばれるファンからの誘いで来場の機会を得て、そのままリピーターになるファンも多いようです。

アダストリアみとアリーナには熱いブースターが集結 【(C) B.LEAGUE】

 また、今シーズンはアリーナ内の演出も昨シーズン以上にパワーアップしています。

 これまでも茨城ロボッツという世界観を入場した瞬間から感じられるアリーナでしたが、比較的新しい体育館なので音響も良く音と光をメインに表現する演出は、来場者を一瞬で惹きつける魅力があります。

 老若男女問わず熱い応援を繰り広げるのもロボッツのホームゲームの特徴だと思っています。

 コロナ禍以前に行っていた選手一人ひとりにエールを送る「選手コール」。

 試合開始前にみんなの心を一つにする「ロボッツクラップ」。

 一糸乱れずメガホンを打ち鳴らされるクラップ音。

 相手フリースロー時のブーイングの厚み。

 チームの状況に関係なく盛り上がれるロボッツブースターの応援や雰囲気は、リーグトップクラスではないでしょうか。

 この応援の一体感や迫力は、ホームゲームのみならずアウェーゲームでも感じられるようになりました。

 1月21日の島根スサノオマジック戦において、アウェーゲームにもかかわらず多くのブースターが敵地に乗り込み、アダストリアみとアリーナに負けずとも劣らない雰囲気を作っていたと思います。

 私も現地で応援していましたが、多くのファンが「ロボッツの選手の力になりたい」「何とかして勝ちたい」と熱い思いを応援にぶつけていたのが印象的でした。

 選手だけでなくブースターも一体となって戦った結果勝利を得られ、私たちにとっても前半戦のベストゲームと言えるでしょう。

音と光をメインに表現する演出は、来場者を一瞬で惹きつける魅力がある 【(C) B.LEAGUE】

ロボッツブースターは常に前を向いている

 茨城だけでなく他チームのファンの中でもロボッツはいったいどうしたのだと心配している方も少なくないでしょう。  Bリーグ開幕以降でこれまで経験したことのない苦難続きのシーズン前半を過ごした茨城ロボッツですが、これからの後半戦が前半戦と同じ結果になることはないはずです。

 インジュアリーリスト入りしているエリック・ジェイコブセン選手が来日。ロスター入りこそしていないものの、ベンチの後ろから声を出して仲間を鼓舞し続ける姿は、応援している私たちまで勇気づけられます。

 懸案だった“3人目の外国人”ブライアンコンクリン選手も合流。今まで揃わなかったピースは揃いつつあります。

 平尾充庸キャプテンは相変わらず熱くチームを鼓舞し続けていますし、中村功平選手、鶴巻啓太選手に加え新加入の久岡幸太郎選手を加えた“中大(中央大)トリオ”はとても楽しみな存在です。

チームを引っ張る平尾充庸キャプテン 【(C) B.LEAGUE】

 すべての選手の名前を挙げ注目ポイントをお伝えしたいところですが、それはまた別の機会に…。

 茨城ロボッツは常に逆境を乗り越え成長してきたチームです。

「あの前半戦を乗り越え、あきらめずにやり続けたからここまで来られた」と胸を張って言える結果が待っていると信じています。

“ロボッツはここから”

 私は常にこの言葉を発信し続けています。

 この状況で何を言っているのだと思う方は少なからずいるでしょう。

 しかし最後の最後まであきらめず、各々ができることをやり続け、そしてやりきるのは茨城ロボッツの真骨頂。

 チームだけではなく僕たちファンやブースターもロボッツとともに戦っています。

「B1継続・B.PREMIERE昇格」

 この目標を追い続け熱く応援してゆきます。

 シーズンが最高の形で終われるように。
 
 これまでも。

 これからも。

まやりん(B MY HERO!特派員)

【(C) まやりん】

茨城県つくば市生まれの茨城ロボッツブースター。
チーム創設時から応援中。
応援をはじめたきっかけは、たまたま当時のキャプテン(中川和之選手)と同じ接骨院に通っていて、興味を持ったから。
といっても、目当ては対戦相手にいた田臥勇太選手目当てだったのですが、勝負が決まっても必死に戦うロボッツの選手たちの姿に心を打たれて、以来ロボッツにハマってしまいました。
ホーム戦を主に観戦しています。

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