新アリーナ完成前に船橋アリーナに優勝バナーを!今季も応炎!!【B MY HERO!】

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【B.LEAGUE】

 はじめまして! B MY HERO!特派員、千葉ジェッツブースターのJIROと申します。

 今回、スポナビ特派員にお誘いいただき、数多くのジェッツブースターの中で、私で良いのか…という気持ちはありますが、皆さんに千葉ジェッツの魅力をお伝えできればと思い参加させていただきました。

千葉ジェッツとの出会い

 私は小学校からミニバスを始め、中学、高校まで続けました。

 千葉ジェッツというチームはbjリーグの頃からチームの存在は知っていたものの、仕事やタイミングが合わず、日本のリーグに疎かったのも加わってなかなか観戦に行けずじまいでした。初観戦は、当時bjリーグからNBLに参入した初年度の2013-2014シーズンでした。予備知識なしでの観戦でどんな選手がいるか楽しみにしていたことを覚えています。

 選手紹介では、正直言って知らない選手だらけでこれから覚えようと意気込んだ矢先に聞こえてきた、「ヘッドコーチ(以下HC)、レジー・ゲイリー!」。その言葉に驚きました。私はNBAのサンアントニオ・スパーズの大ファンでして、レジーは1997-98シーズンにスパーズに在籍していました。そんなレジーがヘッドコーチと知り、地元チームでもあるジェッツを応援しようと決めた瞬間でした。

今シーズンの千葉ジェッツ

新たにジョン・パトリック新HCが就任し、新体制で今シーズンに臨む 【(C)B.LEAGUE】

 Bリーグ初年度から長年にわたりチームを指揮してくれた大野篤史HCの退団という大きな出来事から、ジョン・パトリック新HCを迎え、新たなジェッツの幕開けとなった今シーズン。

「一体どんなチームになるのだろう?」、「あの選手は残ってくれるのだろうか…」という不安の中、結果的に、ジョシュ・ダンカン選手、藤永佳昭選手、大宮宏正選手が退団したものの、多くの主力選手は残り、二上耀選手とのプロ契約、NBA経験者ヴィック・ロー選手の新加入、そして荒尾岳選手が戻ってきて、12人のロスターでスタートしました。

 ジョン・パトリックHCが掲げた、“JETS SPEED”のスローガンのどおり、プレシーズンから目に見えて変わったボールマンへのプレッシャーやトラップディフェンス。我々が藤永選手のそれに心躍らせていたように、それぞれの選手が足で守るディフェンスに魅了されています。

 しかしながら、課題としてはやはりリバウンド。スタッツでは取れているように見えるものの、開幕から競った展開が多い中でオフェンスリバウンドを取られるシーンも多く、そこから失点につながる傾向もあります。

 さらに前半から強くプレッシャーをかけるため、後半のスタミナとファウルマネジメントも課題の一つだと思いますが、徐々にアジャストしてきており滋賀レイクス戦とアウェイの宇都宮ブレックス戦では、全員バスケットボールでディフェンスとリバウンドを集中し、思わぬ大差をつけての勝利になりました。

千葉Jに復帰を果たした荒尾選手の活躍に期待 【(C)B.LEAGUE】

今シーズンの注目選手

 個人的には、今シーズン一番成長してほしいラシード・ファラーズ選手に注目しています。入団から中々プレータイムをもらえず、実力は未知数のまま数シーズン過ごしていましたが、今シーズンは少しずつミニッツを与えられ、コートへ立つとブースターたちはまるで我が子を見守るようにラシードを応援しています。

 現状ではピンポイントでの出場や、ガベージタイムの出場が多いのですが、さらに成長することで、ギャビン(エドワーズ)やヴィックなどの負担を減らすバックアップとしての活躍を期待しています。ラシードのスリーはチームと船橋アリーナを笑顔にします!

一番成長してほしいのがファラーズ選手。プレータイムを延ばしてほしい 【(C)B.LEAGUE】

頼れる2人のベテラン

 私は常々、『ジェッツをジェッツにした男』と思っている一人の選手がいます。

 それは西村文男選手。彼が入団したことでジェッツのオフェンススピードは格段に上がり、チームのスタイルを確立しました。

 そんな西村選手も、本人はそう言われたくない「ベテラン」と言われるキャリアを迎えて、プレータイムは減ってきています。それでも、一度出場すれば独特なコントロールでコートを駆け抜け、広い視野で繰り出すパスときれいな弧を描くスリーで我々を魅了し続けてくれています。

 そして今シーズンもう一人のベテラン、荒尾選手が帰ってきてくれました。

 西村選手が花なら、荒尾選手は幹のような存在。外国人選手にも当たり負けしないそのディフェンスは、その昔ジェフ・ギブス選手(現長崎ヴェルカ)とローポストでバチバチにやりあっていた姿、そのままでした。

 数字に残らない貢献度を極めた、今では珍しいブルーワーカータイプのゴール下ディフェンスの『匠』は、穏やかな表情で若手たちを背中で引っ張り、勝利に貢献します。

 今回は好き勝手書いてしまいましたが、まさかの富樫勇樹選手の名前が出ていないことに気づき、決して忘れていたわけではないということをここに記しておきます。今さら私が語る必要もないほどのスーパースターは、今シーズンも『富樫勇樹』を我々に見せつけてくれると信じています。

 そして、2024年完成予定の新アリーナでのシーズンを迎える前に、もう一度船橋アリーナにチャンピオンバナーを掲げることを願い応炎を続けていきます。

ジェッツの基礎を築いたと言っても過言ではない西村選手 【(C)B.LEAGUE】

JIRO(B MY HERO!特派員)

【(C)JIRO】

1981年1月28日、千葉県船橋生まれ。
地元千葉ジェッツふなばしのブースタージェッツブースター中心に集まったバスケットボールチーム『ROCKS』の代表も務める。
現在でもプレーヤーとして活動。
最近、右ふくらはぎの肉離れで故障者リスト入りしたおじさん。
趣味:ドライブ、旅行、宴会
好きな選手:ショーン エリオット(元サンアントニオ・スパーズほか)、デビン ヴァセル(元スパーズほか)、荒尾岳、ラシード・ファラーズ

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著者プロフィール

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