ロッテ石垣島キャンプ日記 2月9日編

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

【アンパイアーと話をする井口資仁監督】

 第2クール最終日も濃厚な一日となった。野手は徹底的に振り込み、下半身をイジメ抜いた。「下半身を使って打つ」。今キャンプで井口資仁監督が打撃陣にテーマの一つとして掲げている内容だ。

 「打撃では下半身を意識して使ってもらいたい。なによりも下を使えば打撃の波を小さくできる。みんな大波だからね。小波にしてもらわないとね。オレも現役時代、そうだった。下半身を使って打つことを覚えてから波も小さくなったし長打力も増した」

 指揮官は自身の経験も踏まえて下半身主導の打撃を提唱する。打撃陣の波が激しかった昨年の反省から今年はキャンプ初日から下半身をしっかりと使って打つ練習を課した。松中信彦臨時打撃コーチが推奨するのも同じ理論。考えを共有し指導を行っている。

 今年はホテル宿舎内の中庭での夜間練習も推奨している。自主的ではあるが夕食後の時間帯に一人また一人と選手たちが暗闇の中でバットを振る。井口監督にとってベランダに顔を出し、中庭でバットを振る選手たちの姿を見るのが日課となっていた。

 「みんな振っている。誰が打っているかは暗いから分からないけどね。バットを振る音はしっかりと聞こえる。それくらいしっかりと振り込んでいるね。振らないと打つ体力はつかない。一年間通して下半身で打つには今の時期にしっかりと身体に染みこませる必要がある」と目を細める。

 今後の実戦では将来の主軸候補を主軸に据える考えだ。安田尚憲内野手と山口航輝内野手。2人ともフル出場をさせ経験を積ませる予定。「失敗を恐れず、おもいっきりやって欲しい」と高い期待をかける。徹底的に振り込んだキャンプ。打ち込んだ日々。実戦の中で新しいマリーンズの攻撃力を見せつける。

千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原紀章
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