サッカーW杯・出場選手ランキング【GK編】
記事
世界の超一流選手が集う4年に一度の祭典、ワールドカップ(W杯)。今回のカタール大会への出場が見込まれる選手の中で、最高のタレントと言えるのは誰か。
7つのポジションに分けて、それぞれにランキングを作成した。ポジションごとに設けた5つの評価項目を各10点満点で採点し、その合計点をもとに導き出したランキングだ。最終回はゴールキーパー編をお届けする。(監修:片野道郎)
※上位と解説コラムはスポナビアプリのみでご覧いただけます。
※GK編のみ上位7選手を掲載。
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解説
今なお総合的にはノイアーがナンバーワン
ゴールキーパー(GK)が、ゴールエリアの中だけに留まってシュートを防ぎ、クロスを処理していればそれだけで事足りたのは10数年前までの話だ。
ラインを高く押し上げて守る戦術が一般化してからは、その背後の広大なスペースを管理し、時にはペナルティエリア外まで飛び出して裏に入ってきたボールをクリアする「リベロ」としての役割が求められるようになった。さらに近年、ゴールキックのルールが改正されてエリア内で味方の選手にパスすることができるようになってからは、後方からのビルドアップに数的優位を作り出す存在として、積極的に組み込まれるようになった。いまやGKには、名実ともに「11人目のフィールドプレーヤー」として機能することが期待され、要求されている。
その先駆者でもあり、今なお総合的に見てナンバーワンと言えるのがマヌエル・ノイアー(ドイツ)だろう。36歳となり往年の爆発的なスピードにはやや衰えが見られるものの、エリアから大きく飛び出して裏へのスルーパスをクリアするリベロとしての機能性の高さは、まったく変わらない。長短の正確なキックによるビルドアップへの貢献も際立ったレベル。もちろんセービングや飛び出しといったゴールキーピングも今なおワールドクラスだ。
GK本来のクオリティではクルトワがダントツ
そのノイアー同様、攻守のあらゆる側面でトップレベルにあるのがアリソン(ブラジル)。同じブラジル代表のエデルソンの方が、ロングキックの精度をはじめ攻撃の局面での貢献度は高いが、GKとしての総合的な安定度と信頼性ではアリソンが一枚上だ。チッチ監督が一貫してレギュラーポジションを保証しているという事実がなによりもそれを物語る。
攻撃の局面への貢献度や守備範囲の広さといったモダンなGKとしての機能性では見劣りするものの、ことゴールキーピングに関しては一頭地を抜いて世界の頂点に立っているのがティボー・クルトワ(ベルギー)。総合評価ではノイアーに劣るものの「ゴールキーパー」本来のクオリティではダントツだ。
今世界の頂点を争うGKは以上の3人。続く第2グループとの間には大きな格差がある。
その第2グループでは、攻守すべての側面でバランスの取れたディオゴ・コスタ(ポルトガル)とエドゥアール・メンディ(セネガル)、身長185センチと現代のGKとしては小柄な体格ながら、高い瞬発力と的確な読みでゴールを守るベテランのケイラー・ナバス(コスタリカ)、パフォーマンスがやや不安定だが、思い切りのいい飛び出しと高いビルドアップ能力が持ち味のアンドレ・オナナ(カメルーン)が注目株だ。
(企画・編集/YOJI-GEN)