ドジャースのリポーター・ワトソンさんが語る日本の印象 山本由伸と交わした約束と佐々木朗希の印象とは?
「機嫌が良ければやってくれるかも」
ただ同時に、彼の戸惑いを肌で感じている。
「いろんな新しい人たちに会って戸惑っている面もあると思うし、新しい文化や米国に適応しようとしているようにも見える。同時にいろんなことが起きていて、そこに慣れようとしている感じがするわ」
勝手がわからない初めてのキャンプ。練習のペースも掴めない。滑るボール、ピッチクロック、ピッチコム。アメリカという環境。日本との文化の違い。食生活。何より、多くを期待されている。その注目に応えられるのか。
しかし、「必ずメジャーに残るんだという強い意志というか、決意を感じる」とワトソンさんは話した。
最後に大谷についてーー。印象に残ったことをいくつか話してくれたが、彼女はデコピンの始球式もその一つに挙げた。
このキャンプにワトソンさんは、愛犬を連れてきており、あなたの愛犬にはできますか? と聞くと、「無理ね。そこまで訓練されていないわ」と苦笑しながら答えた。
「ボールを取りに行くことはできると思うけど、私のところに戻ってくるかどうか。練習すればなんとかなるかも知れないけど」
――けど?
「機嫌が良ければやってくれるかも」
山本だけではなく、他の選手もワトソンさんのお願いなら喜んで応じる。しかし、愛犬となると、どうも思うようにいかないようでーー。